ビリヤード メンテナンス道具
楽しくビリヤードをするためには、メンテナンスがかかせません。
メンテナンスに必要な道具をいくつかあげてみます。
タップのサイドを削って表面を整えるのには、ヤスリ・ペーパー・接着剤・カッターなどが必要です。
ヤスリなどは専用のものでなくても大丈夫です。
シャフトの汚れを落としたり、滑りをよくしたりするためにはシャフトクリーナーやコンディショナー、サンドマン、シャフトスリッカー(布・革)、パウダーなどの道具があります。
チョークの乗りをよくするための道具には、タップトリマーやウィラード、スリーウェイツールなどが使えます。
最後に、キューについて。
メンテナンスとは違いますが、高級なキューを購入した方には、キューハンガーの使用がおすすめです。
キューハンガーを使うと、曲がるのを防ぐことができます。
メンテナンスの道具は本当にたくさんあるので、初心者の方で、何からそろえていいかわからない、おすすめを教えてほしいという方は、ビリヤード専門店などで相談しながら購入するのが一番ですね。
専用のものを使わずに、自宅にあるもので代用できるものもあるのでぜひ聞いてみてください。
また、これを購入したいと目的が決まっている方は、インターネットを利用すると、ショップやオークションによっては、市販価格よりも安値で手に入れることも可能になります。
ちなみに、ゲームをするとメンテナンス道具を無料で貸し出してくれるというプレイ場もあるので、たまにしか使わない道具はそれを利用するのも一つの方法です。
ビリヤードベーシックゲームとは
ビリヤードというと、「ナインボール」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
ナインボールが広く知られるようになったのは、映画『ハスラー2』の影響だと言われています。
私は映画を知らないのですが、はじめてビリヤードをした時に教えてもらったのがナインボールだったため、ビリヤードと言えばナインボールを思い浮かべます。
正直に言うと、しばらくはビリヤードのゲームは「ナインボール」しかないと思っていました・・・。
(穴のないビリヤードテーブルで行うゲームがあると知った時はびっくりしました。)
実は、ビリヤード上級者が初心者にすすめるゲームは、ナインボールではありません。
「ベーシックゲーム」です。
ビリヤードのベーシックゲームは、15個の球すべてを使って行います。
ルールはシンプルで、落とした球の多い方が勝ちです。
それ以外は、自分たちで決めるなどゲームごとにルールをアレンジすることができます。
2、3人で行うのが一般的で、ナインボールのように落とす順番へのしばりはありません。
どの球にも当たらなかった場合や、身体や衣服が球に触れた場合、球がテーブルから飛び出してしまった時などはファールになります。
球をポケットする楽しさをより多く体験できる点が、ベーシックゲームが初心者におすすめと言われるところなのでしょう。
ベーシックゲームでビリヤードに慣れたら、キャロムビリヤードやボウラードなどいろいろな種類のゲームでビリヤードを楽しみたいですね。
ビリヤードタップとは
キューの先に付いている革でできたものを、「タップ」と言います。
1枚革と積層の2種類があり、それぞれ手入れの仕方が違います。
タップは、硬さによっても撞きやすさが異なり(硬さによって球を撞く時の感触が異なる)、どのタップを選ぶかが勝負に大きく影響すると言っても過言ではありません。
また、タップの形がよくないことは命取りです。
これが整っていないと、まっすぐに撞いてもまっすぐに進んでくれないからです。
形の悪いタップを使って練習しても上達の道は遠いでしょう。
テクニックだけでなく、道具もとても大事なのです。
言いかえれば、道具を選ぶこともテクニックの一つと言えるでしょう。
タップの硬さは、個人の相性もあるので一概にどのようなものがいいと決めつけることはできません。
ショットタイミングがつかみやすい硬さが一番です。
一般的には、はじめは軟らかめのタップを選ぶのがよいとされています。
硬いタップに比べて使いこなしやすいという点からです。
ただ、硬いタップの方がキレがよいので、レンタルで軟らかめを使ってみてしっくりこなかったら、初心者であっても硬めを試してみることをおすすめします。
それから、タップは手入れと適度な交換が大切だということも忘れてはいけません。
普段の手入れは金工ヤスリや、専用の道具を使って行います。
交換は、お店に頼むことも可能ですが、個人でもそんなに面倒なものではありませんよ
生き物と同じだという気持ちで、大切に扱ってください。