ボーリングの歴史
今でも多くの人から愛され続けているボーリング。
手軽に老若男女問わず楽しめる事から長きに亘って親しまれていますが、実はその歴史はとても古く、7000年前頃にはエジプトですでに存在していたと言われています。
昔から余ほど人気が有ったのか、イギリスでは13世紀頃にボウリングが武道の妨げになるとされ、禁止された時期が有ったのだそうです。
また、コネチカット州でもその時代に主流だったナインピンが禁止され、それに続くようにニューヨーク州でも禁止になりました。
そして、ナインピン禁止の法律の網を掻い潜るように誕生したのが現在も主流なテンピンボーリングです。
日本では1861年6月22日に長崎県出島にオランダ人がボウリング場を作ったのが始まりとされており、それにより現在も6月22日には「ボウリングの日」と称されたイベントが日本各地のボウリング場で開催されています。
当時まだ日本ではボウリングは珍しく特別なものだった為、今とは違い上流階級の人だけが楽しめるスポーツでした。
そんなボウリングがブームとなったのは1970年頃。
今では1000センター程になったボウリング場ですが、当時は全国で4000センター近くも有った程大人気でした。
そして現在、この頃のブームほどではないものの今も廃る事無く紀元前から存在し今も愛されているスポーツと言えば同時期に上陸したサッカーと、このボーリングくらいではないでしょうか。
ボーリングのマナーとルール
初心者でも気軽に楽しめ、人気を博しているボウリングですがこのスポーツにもその他のスポーツ同様マナーやルールが存在します。
明るく楽しい雰囲気を壊さ無い為にもこれらはきちんと守って貰いたいので、少しですが最低限のボウリングマナーをご紹介します。
まずはアプローチ内でのマナー。
土足で入るなんて事はもちろん論外です。
専用シューズに必ず履き替えてください。
アプローチ内にむやみに入ったり、隣のアプローチに入るのも邪魔になるのでNG。
アプローチ内に入ったらさっと投球し、いつまでも居座らずにすぐに戻ります。
また、飲食物を持ったまま入るのもやめましょう。
そして、つぎは投球時のマナー。
隣と投球が重なった時は右側が優先です。
隣が先に投球しそうになった場合は投げ終わるまで待ってから投球します。
その際、ピンが完全にセットされてから投球してください。
また、投げる時は上に放り投げるような投球法の「ロフトボール」などはレーンを痛めるのでやめましょう。
ボールを振り回す行為も危険ですのでNGです。
その他にも、投球しようとしている人の注意をそらしたり、スコアの良し悪しをレーンのせいにしたり、他人の欠点を馬鹿にしたりフェアプレーの精神からかけ離れるような事はいけません。
と、幾つか紹介しましたが、どれもボウリングマナーと言うほど大それた物では無くそのほとんどが人として当たり前の行為ですので、みんなが気持よく楽しむ為にもこれらを守ってプレーして貰いたいと思います。
ボーリングアドレス
投球動作に入る直前の姿勢の事をボウリング用語では「アドレス」と言いますが、どんな時でも動作の前の姿勢が良くなければ迅速に動作を開始する事は難しい物です。
ボウリングにおいても「アドレス」がきちんと出来ていなければスムーズに投球動作に移れないかと思います。
また、ボウリングでは迅速さに加え正確さもとても重要になってくるので、これをないがしろにすると良いスコアに繋げるのは難しいと思われます。
そうならない為にも、アドレスのポイントをいくつか紹介しますので参考にしてください。
まず大事なのは、力まないこと。
リラックスして肩の余分な力を抜きボールを持ちます。
この時、右手で投げる人の場合なら、左手でボールを支え右手には余計な力がかからないようにし、ゆったりと構えます。
これは一例ですが、脇をしめ、ボールを胸の近くで構えるようにするとそれほど力を入れなくても持つ事が出来るのでそうしてみるのも良いでしょう。
そして、投球動作にスムーズに移れるように踏み出す方の足を少しだけ出しておきます。
これらが出来た後は、うつむかずに顔をしっかりと上げ、レーンを真っ直ぐ見つめます。
そして、ピンに向かい真正面に立ち、投球動作に移るまで気持ちを落ちつけておきます。
このように基本的なポイントを紹介しましたが、これらをもとに色々と試してみて、自分に一番合った「アドレス」を見つけてみてはどうでしょうか。