テニス マナー
テニスは、フランス宮廷の紳士、淑女のスポーツとして生まれ、今現在でも、世界中で愛されているスポーツです。
様々なスポーツに存在する「マナー」は、テニスも例外ではありません。
そもそも「マナー」とは、相手を思いやり、敵味方として戦う相手に対しても、礼儀を重んじ、競技をスムーズに、かつ安全に行う重要な役割を持っています。
▼セルフジャッジでのマナー
審判が付かない試合では、プレイヤーが自ら審判の役割を務めます。
その場合、自分の有利では無く、相手側に有利な判定をすることがテニスのマナーの大前提と言われています。
(ボールのイン・アウトなどで、どちらか迷う場合は相手側の有利な判定をするなど)
あくまでも、テニスは紳士、淑女のスポーツという歴史と実績のあるスポーツです。
セルフジャッジでの判定で、プレイヤー自身の信頼性や人間性も判断されてしまいます。
相手プレイヤーだけではなく、ギャラリーからもしっかりとその姿勢は見られていますので、気をつけましょう。
▼試合中のマナー
・試合中のボールの取扱いにもマナーがあります。
自身のサービス(サーブ)の際は、いくつも(3個も4個も)ボールを手元に置いたりせず、2個に限定し、試合中は同じボールでプレイしましょう。
その他、試合への心構えや姿勢など様々なマナーがありますが、他のプレイヤーの試合をできるだけ多く観戦したり、先輩などに助言して頂いたり、プレイの技術向上だけでなく、マナーの向上も心掛けたいものです。
テニス イメージトレーニング
テニスに限らず、スポーツでよいプレイをするためには、イメージトレーニングがかかせません。
イメージトレーニングを上手にするためには、手本となるべきプレイのイメージを鮮明に思い描く必要があります。
テニスの世界で一流、プロと言われる選手達のプレイスタイルをテレビやDVDなどで何度もみて、頭の中に焼き付けてください。
もちろん、繰り返しみるのは、自分がそうなりたい理想のプレイスタイルに限定します。
目を閉じるだけで、憧れの選手のプレイスタイルが思い描けるようになったら、その選手の動きを頭の中で、自分に置き換えてイメージしてみるのです。
体はそもそも、脳から様々な信号を受けて活動します。ですから、試合などで極度の緊張状態になってしまうと、練習ではいつもできていたプレイができないなんて言うこともおこってしまいがちです。
そこで、自分がこれから臨む試合をイメージの中でできるだけリアルに思い描き、自分が上手にプレイをしていることをイメージします。
試合の前にイメージトレーニングを繰り返すことで、緊張を感じにくくなれるでしょう。
イメージトレーニングするのは、何もしていない時(お風呂に入っている時、就寝前などの集中できる時)が適しています。プロと呼ばれる選手のほとんどが、イメージトレーニングの重要性を実感しているようです。テクニックや体調も試合の成果を左右する大きな要因となりますが、ここぞ!という勝負の際は、メンタル面のコントロールができるプレイヤーの勝利となる場合が多いので、ぜひ普段からイメージトレーニングを習慣にしてみてください。
テニスコート 種類
テニスコートの広さの規格は、縦23.7メートル、横8.23メートル(ダブルスの場合は10.97メートル)。
広さの規格は同じでも、地面の材質の違う様々なコートがあります。
地面の材質によって、ボールのバウンドの仕方が違うなど、異なった特徴を持っているのです。
▼テニスコートの種類
「ハードコート」
維持管理に手間、費用がかからないため、世界でもっとも普及しているポピュラーなコート。
材質は、化学樹脂コーティングされたセメントやアスファルト。
文字通りハード(固い)な表面で、ボールの弾む速度が増すのが特徴。
ストロークよりもボレーに向いている。
悪天候(雨)でもコート表面が乾きやすく、再プレイまでの時間がかからない。
「クレーコート」
材質がクレイ(土)のコート。
レンガを砕いた粉や(日本では)砂をまいたコートが多い。
非常にボールが弾力を持つため、プレイヤーの疲労感が少ない。
ヨーロッパで多く普及している。
しかし、雨の後の再プレイには時間がかかり、維持管理にも手間がかかる。
「人工芝(砂入り)」
別名オムニコート。
天候(雨や風)に左右されないため、天候の変化が激しい日本で広く普及している。
維持管理も手間がかからず、コート表面の弾力があるため、プレイヤーの足腰への負担が軽いのが特徴。
「グラスコート」
天然芝。別名ローンコートと呼ばれる。
他のコートに比べ、最も球足が速い。
ボールの弾みも低く、動きも不規則になるため、サーブ、ボレーの得意な選手に有利。
「カーペット」
主に屋内のスクールで使用される、じゅうたん素材を敷き詰めてあるコート。
球足は速く、維持管理に手間がかからない。