少年サッカートレーニング
少年サッカーでのトレーニングに必要なものは、何を最初に学ぶべきかを明確にしていくことです。
まず、各個人のレベルを理解してトレーニングのメニューを決めていくといいと思います。
同じチームでも、低学年・中学年・高学年の少年がいます。
この少年達に同じトレーニングをしたとしたらどうでしょうか。
低学年に合わせたら、中学年・高学年の少年達は物足りなさを感じるだろうし、上達もしないでしょう。
その逆に、高学年に合わせていたら、低学年の少年達はトレーニングについていくことが出来ずに辞めてしまうかもしれません。
それに、低学年だからと言って低学年全員に同じトレーニングをさせていいとは限らないのです。
低学年でも、とても上手な少年がいる可能性があります。
そのような少年には、低学年メニューでは無く、中学年や高学年と同じトレーニングの方が適していることもあるでしょう。
このように少年1人1人には、各々の個性があり、技術の差があります。
各個人の素質を見付けて、それに対応したトレーニングが必要になります。
トレーニング内容としては、ボールに慣れ親しむことから始まり、サッカーを楽しいと感じること、サッカーのルールの理解、チーム仲間との連携プレー、サッカーの試合のイメージをつかむ、そして、最後に、きちんとしたサッカーの技術の習得、個人のレベルアップ、サッカーの11人での試合の感触をつかむことが、大まかな内容になります。
このような内容を踏まえ、1人1人に対応したトレーニングを見付けていきましょう。
少年サッカーとは
少年サッカーは、主に学童期・・・つまり、小学生を対象にしたサッカーになります。
少年サッカーと大人のサッカーでは、ルールは同じですが、用具や競技時間などが違ってきます。
体格の違い、体力の違いなどを考え、色々と変えています。
タッチラインは約50m、ゴールラインは約35m短くなり、ペナルティエリアやゴールエリアは小さくなります。
センターサークルの半径とペナルティマークの半径は、約2m短くなり、また、ペナルティマークからゴールラインまでの長さは、約3m短くなっています。
そして、ゴールの長さも約2m狭くなり、高さも約50cm低くなります。
さらに、ボールも大人のサッカーとは違っています。
ボールの種類は、大人のサッカーは5号球ですが、少年サッカーは4号球になり、それによって、ボールの周囲も5cmほど小さくなるし、重さも100gほど軽くなります。
他に大きく異なるのは、競技時間です。
大学生以上の競技者のサッカーは、45分ハーフになり、高校生は40分ハーフ、中学生は35分ハーフで、小学生は20分ハーフです。
小学生でも、4年生までの低・中学年は、15分ハーフにするところが多いようです。
また、少年サッカーでは、暑さ対策として決められた気温を超えたら、水分補給の時間を作ったり、競技時間自体を短くしたり、ハーフタイムを延ばしたりして、熱中症などの予防をしています。
少年サッカーチーム
少年サッカーチームには、大きく分けて3つのタイプがあると思います。
まず1つ目は、学校の校区範囲での地域ごとのチームです。
この場合は、練習場所は学校の校庭や近くのグラウンドですので、気軽に参加できるのがメリットです。
それに、グラウンド代など安価(もしくは無料)なので月謝などは安く済みます。
しかし、指導者のレベルが低い場合があるので、その点は良く確認した方がいいと思います。
次に2つ目ですが、Jリーグの配下にあるクラブチームで、Jリーガーと同じ練習場で練習できたり、もしかしたら現役選手との交流などある場合もあります。
そうなると、必然的に月謝は高くなります。
もちろん、指導者もレベルが高く、練習方針も安定してるので安心できます。
しかし、こういったクラブチームは、誰でも入団できるわけではなく、入団テストがあります。
3つ目ですが、練習を目的としたサッカースクールです。
ここは、クラブチームの子供達が自分の技術を向上させるため、クラブチームと並行して通う場合が多いようです。
練習を目的としているので他チームとの練習試合などはありません。
活動日は平日の夜に行っている場合が多いので、クラブチームとサッカースクールと2つ通うことが可能になるのです。
もちろん、指導者のレベルはクラブチームと同等なので、月謝などもクラブチームと同額位になります。
自分の技術にあったサッカーチームを選べるといいですね。