全日本少年サッカー大会
全日本少年サッカー大会は、毎年行われている大会です。
参加資格は、大会が実施される年度に所属する各都道府県サッカー協会に登録したチームであり、きちんとした活動実績があり、チームに登録された選手で登録選手証を持っている選手が出場できます。
大会実施期間に、選手が違う登録チームに移籍した場合は、その期間は大会に出場することはできないという決まりになっています。
各都道府県での大会を勝ち進み、代表に選ばれた各1チームずつ計47チームと、前年度の優勝した都道府県の1チームとの合計48チームで対戦することになります。
試合時間は、全試合とも20分ハーフで行います。
1次リーグとして、全48チームを6チームずつの8グループに分けて、3日間で総当たり戦を行います。
つまり、1日2試合行うことになります。
その試合で勝てば3点、引き分けだと両チームに1点ずつ、負けは0点として計算し、勝ち点の多い上位16チームが決勝リーグに進めます。
決勝リーグではトーナメント式で行い、勝ったら次の試合に進め、負けたら終わりです。
また、決勝戦では同点の場合、5分ハーフの延長戦を行います。
それでも決まらなかった場合は、PK合戦で優勝チームが決まります。
全日程1週間で都道府県代表である48チームの頂点が決まるわけです。
この大会では、優勝チームはもちろん表彰されますが、他にも、フェアプレー賞、敢闘賞、努力賞、グッドマナー賞の4つの賞があります。
優勝を逃しても、こういった各賞をもらえるように、日頃から練習に励みたいですね。
少年サッカー練習
小学生の練習に一番必要なことは、ボールに慣れ親しむことだと思います。
ボールに触れる機会をたくさん作り、ボールと仲良くさせることが大切です。
体力を養ったり、筋肉を鍛えたりすることは、この時期ではなく少年サッカーを卒業してからでも遅くはありません。
それに、各選手に見合った練習をすることも大切です。
色々な媒体から練習方法を見付けてくるのは良い事ですが、それが必ずしも全員に当てはまるかどうかはわかりません。
色々と試してみる必要はあると思いますが、選手達が未熟でその練習方法では難しかったり、その逆で選手達には物足りない練習方法かもしれません。
それを指導者は見極めて、練習方法を考える必要があります。
子供は、叱るだけではわかりません。
試合中などに「もっと前に蹴れ!!」とか「なんで、そこで蹴らない!!」とか怒っているだけの指導者や保護者が多くいます。
それでは、子供はわかりません。
何を怒られているのかわからないままになってしまい、結局その次の試合でも同じミスを繰り返してしまったり、怒られたくないので思いっきりプレーできない、なんてことになりかねません。
こういった場合は、試合中に怒鳴るのではなく、注意点を何かに書き留めておき、試合後や次の練習の時に、きちんと何が悪かったのか理由を説明し、同じミスを繰り返さないように練習メニューを考える必要があるでしょう。
少年サッカー指導
少年サッカーの指導者は、色々な立場の方がいると思います。
例えば、子供がサッカークラブに入団して、多少サッカーの経験があるお父さんが、指導を頼まれるケースです。
この場合は、もちろん無資格でしょう。
資格を持った指導者がいないから、無資格の「お父さんコーチ」が指導しているのは仕方の無いことだと思われます。
この「お父さんコーチ」は、どうしても自分の子供には強い口調で注意してしまいがちです。
そうなると、他の子供達は不公平感を感じてしまうかもしれないですね。
それに、「お父さんコーチ」は自分の子供が辞めてしまったり、子供が小学校を卒業したから少年サッカーも卒業する時は、「お父さんコーチ」も連動して辞めてしまうでしょう。
そうなると、新たな「お父さんコーチ」を探すことになると思いますが、前任の指導方法と違っていたら、子供達もとまどってしまうかもしれません。
そうなってしまわないように、資格を持った指導者が一つの指導方針のもと、子供達に指導して行ったほうが、子供達もとまどうことなく練習に励めると思います。
指導者資格と言うのは6段階あり、少年サッカークラスの指導者資格ならば、D級ライセンスでいいでしょう。
これは、2日間の講習と実技を受ければ取得でき、12歳以下の子供達に指導できる資格です。
そのランクの下には「キッズリーダー」というランクもあります。
半日だけの講習と実技で取得できますが、こちらは10歳以下の子供達にしか指導できない資格ですので、注意が必要です。