吃音 クリニック
吃音克服の為ならば、どんな事にでも挑戦しようと考える方は、とても多いようです。
吃音に効くと評判の物は、色々とありますが、やはり、そのような物が駄目だった場合、専門のクリニックに行く事を検討される方も、少なくない事でしょう。
ですが、このクリニック、費用はどれくらい必要なのでしょうか?ほとんどの場合、クリニックではまず、カウンセリングで原因を特定します。
そこから、どういった治療方針を取るかなどを、相談しながら決めます。
吃音の原因は様々な物がありますし、その原因によって、治療法も様々です。
ですので、どういった治療法を取るかによって、費用はまちまちです。
ただ、初回のカウンセリング料金は、大抵のところは先に知る事ができます。
だいたい、東京でも一万円以内といったところです。
カウンセリング料が無料のところもありますし、これもまちまちなので、調べてから行くといいでしょう。
そしてそこで、頑張ってみようと思える先生か?信頼できるか?金銭的に問題がないか?など、しっかりと判断した上で通うかどうかを決めてください。
不安な面は、なんでも相談しておきましょう。
治療費は、基本的には保険適用されます。
ですが、治療やクリニックによってはそうならない場合もあるので、早い段階で確認はしておいた方がいいでしょう。
民間のクリニックですと、30万円くらい必要なところも多くありますが、医学的にいってしまうと、高額な費用で吃音を治すというのは、あまりいい事ではないとされているようです。
吃音 有名人
吃音を持っていても、活躍している有名人の方はたくさんいますね。
このような有名人の方がいる事は、吃音症を抱える方にとって、とても嬉しい事だといえるでしょう。
例えば、タイガー・ウッズ。
幼い頃、吃音だった事を、テレビで告白していました。
この方は、犬に話しかけるという方法で吃音を治したんだそうです。
また、小倉智昭アナウンサーも、子どもの頃から吃音だったそうで、「ドモ金」などと馬鹿にされ、「吃音が治りますように」と七夕の短冊に書くほど、つらい思いをしていたのだとか。
そんな時に、「智昭、夢は持つな。
夢は夢で終わる。
一歩ずつ近づいて行ける目標を持て」と父親が教えてくれたのだそうです。
それをきっかけに、あえて人前で発言する努力をし、「アナウンサー」になる事を目標に、努力を重ね、今に至っています。
この他にも、吃音を幼い頃に持ち、つらい思いをしてきた有名人の方はたくさんいます。
俳優のブルース・ウィルスや、政治家の田中角栄、オペラ歌手のアンネット・一恵・ストゥルナートもそうですね。
ですが、吃音だからと否定的にならず、みなさんそれぞれに克服法をみつけ、努力をして、乗り越えています。
このように、あえて隠さずに公表するのは、すごく勇気がいる事ですよね。
公表している方すべてが、どういった理由で公にしているのかは解りません。
ですが、努力をすれば、前向きに受け止めれば、障害にみえていた物が、ステップにもなるという事を教えてくれているような、そんな感覚を覚えます。
吃音 遺伝
吃音が遺伝するということを聞き、自分の子どもにも吃音が遺伝し、そのせいでつらい思いをさせるのではと、悩む親御さんは多いようです。
確かに、幼い頃の吃音には、吃音に関係する遺伝子が関わっている可能性があることが最近の研究で分かってきているようです。
「何親等以内に吃音者がいると、可能性が何割あがる」なんていう研究結果なんですが、例えば、兄弟やお父さん、お母さんに吃音がある場合、それらがない場合よりもだいたい三倍ほど、その子どもに吃音がでる可能性があがるようです。
ですが、生活環境が同じである「家族」において、遺伝だけが吃音の原因であるとは、はっきりといいきれないので、この辺は曖昧な部分が残ります。
ただ、親や兄弟に吃音者がいて、気にかけていること自体は、とてもいいことなのです。
幼児期の吃音は早期発見、早期治療がとても大切だといわれています。
また、吃音には、精神面での家族のケアもすごく重要です。
その点から考えれば、遺伝の可能性がないとしても、早い段階から注意しておく方が、吃音の軽減に役立ちます。
幼児期の吃音に関しては、ほとんどの場合が物心がつくまでに改善されるようなので、早期発見さえできれば、そこまで心配する必要はないでしょう。
ただ、それまでに「心に傷を負う」ことの方が怖いことです。
遺伝の心配よりも、もしも吃音になったとしても、親がゆったりと構え、苦痛を与えないように接するように、心の準備をしておくことの方が大切かもしれません。