リズム感を上達させる方法
リズム感を上達させて、歌が上手くなりたい方も多いと思います。
歌うことにコンプレックスを持つ方の中には、リズムに乗るのが難しくて、テンポがずれてしまう方も少なくないでしょう。
音痴とリズム感が取れないのは少し違いますが、上手くリズムに乗って歌えないのは歌が下手に聞こえる大きな原因です。
スポーツの世界でもリズム感は必要で、身近なスポーツで例えると、縄跳びやエアロビクスなどのスポーツにもリズム感は大きな関わりを持ってきます。
リズム感を上達させるには、体を動かしながらリズムを取って鍛えてみるのも良いでしょう。
年齢を重ねる事で、段々と衰えてくるのがリズム感でもあります。
年配の方はテンポがゆっくりとした民謡や演歌を好みますが、それは年を重ねていても、ゆっくりとした音楽ならばリズムを取りやすいからだと思われます。
リズム感というものは、逆にいえば鍛えれば年を取っても取り戻せるものです。
まずは、早すぎる曲や遅すぎる曲ではなく、テンポの程よい曲を使って、上手に手拍子を合わせてみる事から始めてみてはいかがでしょうか。
コンサートに行ったような気持ちで、曲に合わせて体を動かしたり、手拍子をしたりしていたら、その曲のリズムを取る事ができるようになります。
それから、その歌を口ずさんでみると、段々とリズム感は上達していきます。
カラオケに行った時は、人が歌っている時も手拍子をしたり、体を動かしたりして、ずっとリズムを気にしながら聞くようにしていれば、リズム感がかなり上達できると思います。
音程を広げる練習方法
音程を広げる練習は、まずは母音の発声練習から始めましょう。
では、どのようにすればいいのでしょうか?毎朝、「ア~」という発声をうがいをしながら10秒ほどやってみましょう。
これを6回くらいやります。
この練習で喉をほぐすことで、一日の声の出が良くなるのです。
音程を広げる練習では、「ドレミファソファミレド」を「ア」の発声で楽に出せる音階まで手順どおりに始めます。
そこから上は、「ア」を「ヒ」に変えれば、かなり楽に上まで伸びるようになります。
急に無理をせず、半音か1音で段々と伸ばしていくようにしましょう。
そして、自分に出せる最高の音階で、「ア~エ~イ~オ~ウ~」を「ハ~へ~ヒ~ホ~フ~」に変えて練習するようにします。
安定してこの練習ができるようになったら、今度はその音階で、「ア~」の段に戻して練習を続けます。
これが上手になれば、半音階か1音階は上の音程が広がった事になります。
次は、音階発声を今度は出る所まで、「ドレミファソファミレド」と下げていってください。
下に下げる場合は、最低音階に達したら、「ア」を「モ」に変えて、そこからさらに下げていきます。
出せる限界の最低音階まで下がったら、今度は母音発声の要領で、「マ~メ~ミ~モ~ム~」と練習します。
上手くいけば1音や2音は低音域が広がるでしょう。
一日で結果が出なくても、繰り返して練習してみることが大切です。
また、無理だと思ったら、その日は練習を止めておいてください。
無理をすると、変な発声の癖がついてしまいます。
無理をせず、自分のできる範囲で音程が広がるように頑張ってみましょう。
感情を込めて歌うことが大切
「感情を込めて歌う」というのは、どうすればできるのでしょうか?感情を込めて歌うには、声の表情をコントロールするという技術が必要です。
喜怒哀楽を歌で表わすだけでは、泣いてしまったり、怒鳴ってしまったりするだけで、聞き苦しい歌になってしまいます。
声に表情を付けるというのは、どのような事でしょうか?特に注目するのは、息と口の形の使い方です。
悲しい時と楽しい時の違いを見てみると、悲しい時には口の開きが小さくなり、息を吐く量が減り、声の方向が下向きになっています。
また、楽しい時には大きく口を開いて、息を吐く量が増え、声の方向が上向きになります。
ところが、日本人は国の文化のせいか、普段から感情をあまり表に出さず表情が乏しいのです。
感情を込めて歌うためには、赤ちゃんに戻った気持ちで、感情を顔に出し、声に出し、喜怒哀楽を確かめながら習得していく事が大切です。
さらに、歌詞を理解をする事も感情を込めて歌うためには必要になります。
悲しい歌詞の時に無理に明るく歌ってみるとか、怒っている歌詞の時に怒りを抑えて歌ってサビに入って爆発させてみるとか、複雑な感情を理解して、表現できるようになれば、感情を込めて歌えるようになります。
しかし、自分自身が未経験な事を感情として表すのは、とても難しい事です。
「あなたを愛している」と歌の上手い10歳の子供が歌ってもピンとこないのと一緒です。
まずは、想像してみたり、真似してみたりする事から始めてみましょう。