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声量を増すには

力を込めて精一杯歌うと声量が増す、と考えてしまうかもしれませんが、これは大きな間違いです。
むしろ、声帯に負担が掛かって喉を痛めてしまうかもしれません。
声量を増すテクニックは、まず腹式呼吸を身に付ける事です。
声量の強さには、発声にも関わる器官、「横隔膜」が関係してきます。
この横隔膜の存在は、とても重要で、声の安定の要となっています。
この横隔膜がきちんと使えていれば、声は非常に出やすくなり、おのずと声量も増してくると言う訳です。
その為にも、「横隔膜呼吸」とも呼ばれている腹式呼吸を行う事が大切なのです。
具体的には、腹式呼吸のやり方をきちんと理解した上で、毎日20~30分程度の発声練習を繰り返します。
この際、上半身はリラックスして、声をお腹から出すというイメージを持ちましょう。
この練習により、声量はかなりアップしてきます。
また、歌っている時に声を張り上げ、息を吐き過ぎる状態になってしまう事はありませんか?これでは、息モレでお腹が据わっている状態にならず、気合が空回りするだけで声量は出ません。
吐く息が大きな声になる訳ではないのです。
むしろ、出来るだけ吐く息の量を抑え、これまでより大きな声量を出せたら、声にハリも出てくるでしょう。
この吐く息の量をコントロールしやすいのも、腹式呼吸の特徴なのです。
横隔膜を意識した腹式呼吸による発声練習を繰り返し行う事で、あなたが理想としている声量のある声が手に入るかもしれませんね。

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発声に関する喉を開く

発声においての第一の前提は、「喉を開く事」にあります。
何故かと言うと、喉が開いていない状態で声を出すと、声帯に負担がかかり、喉を痛めてしまう可能性があるからです。
喉を痛めた状態で無理に発声練習を続けていくと、声が出なくなってしまったり、咽喉周辺に激しい痛みが生じてしまったりする場合もあり、注意が必要です。
けれど、「喉を開いて発声しましょう」なんて言うのは簡単ですが、実際にやってみると感覚が分からない場合も多いのでは?まず、口はあごの付け根から開けるようにし、喉仏は常に下がっている状態にして下さい。
特に、高音にいくにつれて力が入り、喉仏も上がりがちになってしまうので注意しましょう。
舌は力を抜き、平らにしておきます。
つまり、簡単に言うと、あくびをしているときの感じです。
あくびをしているときが、「喉の最も良く開いている」理想的な状態なのです。
この感覚で息を吐き、声を出す練習をすると良いでしょう。
ただ、あまり「喉を開こう」とか「あくびした状態で」などと意識しないで発声する方が良いかもしれません。
喉の内側の筋肉は、基本的にはあなたの意思では動かない筋肉なので、その筋肉を意識的に動かそうとすると動きが硬くなってしまいます。
あなたが発声に良いと思って行っている事が、逆に思い通りの発声が出来なくなってしまう事になるかもしれないからです。
喉を開いて発声する事はとても大切な事ですが、慣れるまでは力を抜いて発声する事を心掛ければ良いのではないでしょうか。
 

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音痴を治す為の発声について

「発声練習」と聞くと、なんだか専門的なプロが行う事のように聞こえますが、「ボイストレーニング」と聞くとどうでしょう?グッと身近に感じられて、練習すれば音痴も治りそうな気がしてきますよね。
そう、「ボイストレーニング」はプロの歌手やアナウンサーなど、声を商売道具にしている人達も毎日行っている大切なトレーニングです。
もし、あなたが音痴で悩んでいるのならば、あなたにとっても欠かせない練習となってくるかもしれません。
けれど、だからと言って、本格的にプロのボイストレーニングを受ける必要なんて全くありません。
普段のあなたの生活の中でも、簡単にボイストレーニングの要素を取り入れる事は出来るのですから。
あなたの自宅にピアノやキーボードなどの鍵盤楽器があれば、キーに合わせて練習もでき、しかも、同時に正しい音階を聞き分けるトレーニングにもなりますよね。
ボイストレーニングによる効果は、まず、滑舌を良くし、母音・子音の発音を明確にする事があげられます。
音痴を治す為には、「あ」「い」「う」「え」「お」を、しっかり聞き取りやすいように発音する事が大切なのです。
この発音がしっかりしていれば、ハリや伸びのある声も出るようになり、カラオケで上手にきこえる歌声が養われるでしょう。
また、ボイストレーニングは腹式呼吸法とセットにして行うと、より効果的だと言われています。
ですので、まずは腹式呼吸の方法をマスターしてから、ボイストレーニングを行うと良いでしょう。

 



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