パーカッション教室
テレビやコンサートなどで、華麗にパーカッションを奏でる人を見て、自分もやってみたいと思う人がいるかもしれません。
たしかにあれだけ叩ければかっこいいし、自分も楽しいんだろうと思います。パーカッションは他の楽器と比べると地味な感がありますが、バンドの中ではなくてはならないポジションです。
パーカッションは、その見た目と違ってなかなか演奏が難しい楽器です。初心者ではまともな音を出すことも大変でしょう。
では、どうやって練習するかです。
いきなりコンガを買ってきて、自宅で練習するという方法もないわけではないですが、スペース、騒音の問題もあり、難しいと思います。
そもそも道具が揃っても、どうやって練習したらいいのかが分からないはずです。
そういう時は、パーカッション教室に通ってみたらどうでしょうか。自宅から通える場所にあることが条件になってしまいますが、独学で学ぶより上達は早いです。
パーカッション教室は、音楽教室の講座のひとつに組み込まれていたり、パーカッション教室専門にやっている所もあります。
世の中のほとんどの人は、コンガなど触ったこともないと思います。そのせいか、講座のほとんどが初心者向けになっているようです。
何人かのグループになって受ける形が多いようですが、個人レッスンをしてくれる所もあるようですので、事前に問い合わせしてみましょう。
とはいえ、パーカッションという楽器の性質上、大勢でワイワイと楽しく習うのが良いと思います。
パーカッションとは
パーカッションでよく目にするものとして、ラテン系の音楽で2対になった縦に長い太鼓のようなものがあります。
これはコンゴと呼ばれる代表的なパーカッションです。
本来は打楽器全般を指す言葉ですが、ポピュラー音楽ではドラムセットからは切り離して考えるようです。
とりあえず叩けば音が出る楽器ですので、一見簡単そうに見えますが、タイミングよく、リズムにのり、綺麗な音を出すのにはやはり練習が必要です。
例えば、シンバルもパーカッションの一つですが、一曲の中で音を出す場面は他の楽器に比べてそう多くはありません。
ここぞという時に、「ジャーン」と鳴らすのですが、おかしなタイミングであったり、音が変ではその曲全体がいまいち締まらない感じになってしまう恐れがあります。
地味だけど、パーカッションは結構重要な役割を担っているのです。
パーカッションにも、多くの種類があります。初心者用としては、前述したコンガがよいでしょう。必ず2つセットで用意しましょう。他にもコンガを少し小さくした感じで、やはり2対で使うことの多いボンゴというものもあります。
パーカッションは叩く強さ、角度などで高音から低音までを表現します。他の楽器と違って、ここを押せばこの音が出るというものではありません。
しかし、うまく絶妙のリズム、音色で叩くことができれば、その曲を大いに盛り上げることが出来るでしょう。
LPパーカッション
パーカッションといえば、ラテン系の音楽を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ラテン音楽とは中南米などを発祥の地とした音楽で、一般的にはラテンアメリカ音楽と同種とされています。
その歴史や成り立ちは非常に複雑で、ニューヨークが本場になっていたりもします。
音楽の系統としてブラジル、キューバ系などがあり、それぞれに特徴があります。
ブラジル系はサンバ、キューバ系はルンバやサルサなどが代表的なものとしてあげられます。
そういったラテン音楽で使用されている楽器のことをLPといいます。LPとは、ラテンパーカッションの略称です。
ラテン音楽ではダンスを伴う場合が多いので、ダンスのリズムをとったりする為にも、打楽器は必須になっています。
LP(ラテンパーカッション)で代表的なものは、やはりコンガでしょう。ラテン音楽では必ず目にするといってもよいのではないでしょうか。
コンガはそのルーツを中部アフリカにもつ楽器です。
他の代表的なLPとしては、ボンゴがあげられます。ボンゴは、コンガと比べて小型の太鼓です。使い方はコンガと同様、手の平や指で叩いて音を出します。
他にはマラカス、タンバリン、トラインアングル、カスタネットといった、日頃私達が目にする楽器もLPに含まれます。変わったところではカウベルも含まれるようです。
いずれも、陽気なラテン音楽を演奏するのにはうってつけの楽器ばかりです。