キーボード練習
キーボードは比較的手軽に演奏できるようになりそうですが、実際はそんなに簡単ではありません。
形こそ違いますが、ピアノと同じような技術は必要となります。
まず楽譜は読めた方がよいでしょう。絶対に有利です。何の楽器でもそうですが、音楽をやる際にはやはり最低限の楽譜の知識は身に付けておくことが大事です。
その後はCD付きの教本などがありますので、そういったものを活用して練習していきましょう。
独学でも何とかなるかもしれませんが、やはり確実に上達していくには音楽教室に通ったほうがいいでしょう。自分一人で練習すると上達のスピードが遅く、途中でめげてしまう可能性が高くなってしまいます。
練習で大切なのは、とにかく毎日少しの時間でも続けることです。少し間を空けると、途端に指が動かなくなってしまい、また同じ場所を繰り返すこととなり、なかなか先に進むことが出来なくなります。
そうすると練習していても楽しくありません。この楽しく練習するという部分は大事です。そういった意味でも前述した楽譜の知識があるかどうかが大切になってくるのです。
簡単な曲の楽譜でも、やはりそれなりに音符や記号は載っています。知識がないと、まずそこの理解から始めなければなりません。
なかなか演奏までたどりつかないことだって考えられます。
スタートでのつまずきを防ぐ意味でも、繰り返しになりますが、楽譜の最低限の知識は身に付けておきましょう。
中古キーボード
キーボードは新品で購入すると、そこそこの値段がします。
今までに楽器の経験があり、楽譜もしっかり読めるという人であれば、最初から高機能のものを新品で買っても大丈夫だと思います。
しかし、今まで音楽の経験が無いという人であれば、最初から新品を購入するのはオススメできません。
キーボードは一見簡単に演奏できそうですが、基本的にはピアノを弾く場合と同種の技術が必要です。ピアノを弾くというのは、かなり長期間、根気よく練習を続けていかないと上達していきません。
即ち、途中で挫折してしまう恐れがあるのです。
最初に高価なキーボードを購入してしまった場合、万が一、途中で挫折してしまった時に大きな損となってしまいます。
こういったケースを避けるためにも、最初は中古品で、なおかつ初心者向けのものを購入するようにしましょう。
何の中古品を買う場合でもそうですが、必ず店頭で現品を自分の目で見て、状態を確認してください。少しでも疑問がある場合は、遠慮なく店員さんに聞くべきです。
楽器は、より専門知識が必要な分野ですので、ショップは中古楽器専門店を選びましょう。店員さんの知識量が違います。
あとは、自分が納得できる一品に出会うためにも、ショップは複数店を回るようにしたほうが良いでしょう。
あせらずに、本当に自分がキーボードを続けていけるのかを、中古品を使うことによって見極めていくといいと思います。
電子ピアノキーボード
電子ピアノ・キーボードは将来は鍵盤楽器を習いたい人で、独学で練習をしたいけど、グランドピアノを買う予算も置くスペースも無い、そんな人向けの楽器です。
最近の機器の音色は素晴らしく、本格的なピアノに比べても遜色のない音を出すことが出来ます。
電子ピアノは、ピアノを習いたい人の入り口として最適です。夜間の練習にも向いています。但し、それなりに場所をとりますので、スペース的に少し余裕のある人が対象です。
しかし、鍵盤のタッチの感覚や音色のリアルさという点では、調律がうまくいっていない本物のピアノなどよりも優れた性能を発揮します。
キーボードなら、机の上で使えるなど、スペース的な問題もありません。場合によっては、スタジオに持ち込むことも簡単に出来ます。
どちらを選ぶかは、人それぞれです。これから本格的にピアノを習得したいのか、それとも趣味程度に考えているのか、習う人の年齢はいくつくらいなのかで大きく変わってきます。
習得を目指す人は、最初は電子ピアノから始めましょう。なんといっても、鍵盤の重さがピアノに近いので、いざピアノに移った時に戸惑わずに済みます。
ピアノの予定が無い人は、キーボードでよいでしょう。音色を変えることが出来るなど、楽しく練習できるでしょう。年齢の低い子供の場合もキーボードから始め、「弾く楽しさ」を先に身に付けておくと、レッスンも長続きもするかもしれません。