ボーカル 録音
ボーカルの録音に必要なものと言えば、マイクははずせません。
アマチュア、プロを問わず、ボーカルの定番になっているマイクはSHUREのSM58です。
1万円前後で購入することができるマイクなので、価格的にもおすすめできます。
ただ、使用者が多いのは事実ですが、SM58は「ライブに向いているマイク」という評価もあります。
「録音に向いているマイク」という観点でみてみると、SM57が浮上します。
SM58がライブ用に加工されているのに対し、SM57は素直な音を録音できるので、録音用として使用するだけなら、こちらの方がおすすめなのです。
また、マイクスタンドがある場合は必ず使いましょう。
もう一つ、欠かせないとは言わないまでもこれがあるとグーッと質のいい録音につながるもの。
それは「コンプレッサー」です。
コンプレッサーは、ボーカル録音だけでなく、ドラムの録音の質も向上させます。
特に、一曲の中で聞こえるところと聞こえないところがあるという問題の解決に役立ちます。
ボーカルやドラムは、バンドの他のパートに比べて小さい音と大きい音の差があります。
コンプレッサーを使ってそれを均一にすることで、音がよくなるのです。
コンプレッサーを使いこなすことができれば、アマチュアとは思えない程の質の良い録音をすることも可能になりますよ。
かけすぎは注意ですが。
コンプレッサーは、MTRに内蔵されている場合もあります。
既にコンプレッサー内蔵型のMTRをお持ちの方は、ぜひ違いを試してください。
ボーカルユニット
「バンド」と「ユニット」の違いをご存じでしょうか。
バンドは、ボーカル、ギター、ドラム、ベースと各パートがそろい、そのメンバーだけで演奏が可能です。
それに対し「ユニット」とは、楽器奏者がそろっていなくてもよく、バックが必要になるツアーやライブの時だけバック用のミュージシャンを依頼するという形で演奏をします。
一言で他の言葉にするなら、「グループ」がわかりやすいと思います。
考え方としては、ボーカル、ギター、ドラム、ベースのどれかが抜けると「バンド」ではなく「ユニット」になるという感じですね。
例えば、「B'z」はギターとボーカルで結成されたユニットで、ユニット人気のはしりから活躍を続けています。
最近人気の「EXILE」は、ダンスボーカルユニットです。
「ボーカルユニット」は、ボーカル数人で構成されているユニットで、最近人気の「GReeeeeN」などがそうですね。
「T.M.Revolution」は一人でもユニットと呼ばれていますが、これは例外です。
ちょっと変わったボーカルユニットとして人気を集めているのは、「MUSASHI'S」。
このユニットの歌うクリスマスソング、「ジングルベル」は、YOU TUBEを利用したダウンロードで120万を突破という実績を持っています。
何が変わっているのかというと・・・、このユニットのメンバーは猫なのです。
「ジングルベル」の他にも、「ほたるの光」や「一年生になったら」などを歌うことができ、着メロとしても人気があります。
ボーカル アレンジ
ボーカルアレンジは、色々な歌手がチャレンジしていますね。
同じ曲でもアレンジ次第で全く違う魅力を持つ曲になります。
最近は、「東方ボーカルアレンジ」が人気になっています。
「東方ボーカルアレンジ」という言葉は、初めて聞くという方となじみ深いものだという方に分かれるかもしれません。
なじみ深い、という方はネットゲームにもなじみの深い方が多いでしょうか。
「東方ボーカルアレンジ」の「東方」とは、シリーズになっている人気シューティングゲームのことです。
簡単にクリアできない難しいものですが、それも人気がある理由の一つでしょう。
またキャラや音楽もゲームの人気を支えています。
そのゲームのなかのBGMに、アレンジ(歌詞など)を加えたものが「東方ボーカルアレンジ」と呼ばれているのです。
「YOU TUBE」や「ニコニコ動画」など、誰でも簡単に動画をインターネット上にアップしたりみたりできるようになってから「東方ボーカルアレンジ」の曲は広まりました。
以前は、同人ショップにも数えるほどしかなかったCDが現在では数倍の量になっています。
CD一枚の値段は、ショップでは700円程ですが、イベントに行くと200円くらい安く買えることがあります。
「東方ボーカルアレンジ」もそうですが、「YOU TUBE」や「ニコニコ動画」の存在は素人の音楽好きにも音楽の可能性を広げています。
これからは、素人がボーカルアレンジした曲がCD化なんてこともあるかもしれませんね。