ドラム 練習法
ドラムの練習法を知る前に、ぜひ覚えておいて欲しいのは、「最初からすべてを完璧にやろうとしないこと」です。
最初から完璧を目指す人は、必ずと言っていいほど練習が辛くなります。
ゆっくり少しずつでも、成長している自分を褒めながら、練習を継続することが力になりますし、結果的には上達に結びつくのです。
とにかく、根気が大事なので、あまり最初から力みすぎずに気長にというつもりでいきましょう。
リズムを身につける練習は、メトロノームに合わせてリズムをとります。
リズムに合わせて手を叩くことが一番シンプルな方法でしょうか。
足で常にリズムを刻んでいるドラマーがいますが、あれは上級者の成せる技です。
初めは、片手ずつなど身の丈に合わせた練習をしましょう。
ドラムの練習教本には、家でできるものも載っていますので、参考になります。
金額や置き場所の問題で、ドラムを家に置けない人もいますね。
楽器なしでも、できる練習もありますよ。
ちなみに、家で練習する時に、音が気になる人は多いと思います。
そんな時に活躍してくれるのは座布団。
音を吸収してくれるので、おすすめです。
練習に疲れた時や、意欲を高めたい時は、好きなバンドのライブDVDなどを観るのもいいですね。
イメージトレーニングにもなるし、DVDを観ながら一緒に座布団の上などでドラムを叩く(合っていなくてもいいのです)練習をするのも効果があります。
時々、このような自分を元気にしてくれる練習法を取り入れながら、継続して練習しましょう。
ドラム 譜
ドラムの譜面は、ピアノなどと同じように五線譜になっています。
たぶん、初めて見る人は、「さっぱりわからない・・・。」という感想を持つことが多いでしょう。
これはピアノの楽譜が読める人でも同じだと思います。
ドラムの楽譜は、実はおおよそのルールしかないのです。
正式には、楽譜を読むのとはちょっと違います。
そこに書かれている記号を読みとって演奏するという感じでしょうか。
ドラム譜でよく使われる記号を紹介しましょう。
Cymはシンバルを表しています。
H.H.はハイハットを、B.D.がベース(バス)ドラムでS.D.がスネアドラムを表しているというのはわかりやすいかもしれません。
しかし、「○」がハイハットを開く、「+」がハイハットを閉じるという意味だということは、やはり学んだ人にしかわかりませんよね。
他には、Rim.はリムショット、Rが右手のショット、Lが左手のショットを表しています。
ドラム譜は、五線譜を使用しているものの、五線譜の中に時間経過とどの打楽器を使うかが書いてあるという感じです。
五線譜はそれぞれに、「シンバル」、「バスドラム」、「スネア」などを指します。
ドラム譜は、正式にはドラムの「タブ譜」のことです。
文字や数字など記号で表されたものをタラブチュアというのですが、そのタラブチュアが「タブ譜」のことを指しています。
タブ譜はドラムだけでなく他の楽器でも使われていますが、特にドラムで使うタブ譜のことを「ドラム譜」というのですね。
ドラム 選び方
ドラムは、高価なものです。
ですので、続ける強い意思がない方には購入をおすすめしません。
購入を決めた方は、時間をかけて選びましょう。
選ぶ時のポイントとして、
・ドラムに詳しいスタッフがいるお店で説明を聞く
(そのお店で購入しなくてもいいですが、自分の理想の演奏にはどういうドラムが合っているかなど一度相談してから色々なお店をまわることをおすすめします)
・実際に叩かせてもらう
(いくつかの種類を叩かせてもらうことで、自分の叩きやすいドラムがわかる)
という二点は必ずしてみた方がいいと思います。
ネット通販などで販売している新品や中古品のドラムには安いものもありますが、実際には、その値段に見合う価値がないものも存在します。
楽器店で叩いたのと同じものが安い場合はよいでしょうが、値段の魅力だけで通販の商品を買って失敗したというのは珍しい話ではないので気をつけてください。
ドラムの選び方同様、ドラムスティックの選び方も大事です。
ドラムは時間とこだわりを持って選ぶのに、スティックを適当に選んでしまう方もいますが、これは上達の妨げになります。
スティックを選ぶ時のポイントは、
・重さが同じであること
・握りやすい太さであること
・材質に迷ったら、ヒッコリーを選ぶ
などなど。
また、当たり前のようですが、まっすぐなスティックであることも確認してください。
実際に平らな場所を探して使ってみると、まっすぐかどうか確認できると思います。
とにかく叩いてみて、叩きやすいものというのがよいでしょう。