アコースティックギターの選び方
アコースティックギターの選び方としては、まず、自分が気に入るかどうかと言うことが大事です。
色が気に入ったとか、形がかっこいいとかの見た目や、好きなアーティストが使用しているのと同じタイプのものだからなど、単純な理由でも気に入ればそれで良いと思います。
愛着が持てれば、練習も一生懸命するだろうし、大事に扱うこともできるはずです。
だからと言って、それだけの理由で選んでいいものでしょうか・・・。
やはり、ギターの質の良さや実際に手にしてみて弾きやすさとか持ちやすさとか、自分の体にフィットしているかどうかなど、色々と試してみるのも大切な事です。
そして、実際に弾いて音を確かめてみてください。
音質が気に入るかどうかも大切です。
けれども、音質が気に入ったからと言って、自分の手に合わないグリップのギターを選び、「慣れてくれば、大丈夫だろう」などと、たやすく考えない方がいいです。
無理して練習して、自分の指を痛める事になりかねません。
まとめますと、
1、自分の体にフィットするかどうか
2、音質は良いかどうか、弾きやすいかどうか
3、見た目が気に入った
と言う優先順位で、ギターを選ぶのが望ましいと考えられます。
長く付き合うギターにしたいならば、以上のことを考慮して、ぜひとも自分に合ったギター1本を選んでいただきたいです。
安い買い物ではないので、良く考え、良く吟味し、最愛のギターに出会えることを祈ってます。
アコースティックギターとは
「生ギター」や「アコギ」とも呼ばれる、電気を使用しないギター(電源が必要の無い)、いわゆる「フォークギター」のことを「アコースティックギター」と言います。
6本の弦を指やピックで弾いて演奏されるのですが、本体内は空洞になっており、その共鳴で私達の耳に音として届く仕組みになっております。
このギターは扱い方によって、音に変化が生まれます。
購入してから、大事に大事にしまっておいたのでは、せっかくの「音」が死んでしまうのです。
「木」という生きた素材を使用している楽器ですので、とても繊細です。
バイオリンなどと同様に、日々の管理が大事と言える楽器でしょう。
またアコースティックギターには、「フラット・トップのスティール・ギター」、「アーチ・トップ・ギター」、「クラシック・ギター」、「フラメンコ・ギター」の4種類があります。
これらは、弦の種類や演奏の仕方、作製方法の違いですが、それぞれに音色があります。
使用する場面に応じて、ギターの種類を変えてみるのもいいのではないでしょうか。
一昔前、日本で流行した「フォークソング」の歌い手の方々は、ほとんどアコースティックギターを使っていました。
近年でも、ストリートミュージシャンが使用して、再び脚光を浴びていると言っても過言ではありません。
電気を使用しない、生のギターの音を楽しめるアコースティックギターの時代がやってくるかもしれないですね。
アコースティックギターアンプの選び方
アコースティックギターの場合、エレキギターと違いアンプがなくても音が出るので、基本的にアンプは必要ありません。
アコースティックギターに「ピックアップ」という弦の振動を電気信号として検出する装置を付けたギターを「エレクトリックアコースティックギター」と言うのですが、それにアンプをつなげて大きな音を出すことができるようになります。
練習していくにつれ、どこか大きな会場(自宅より大きな場所)で演奏する機会があるかもしれません。
その時には、このエレクトリックアコースティックギター(通称:エレアコ)にアンプをつなげて音を出すのです。
アコースティックギター用のアンプは、楽器内のピックアップの音声を受けて、演奏するために使用されます。
エレキギター用のアンプと違い、歪みの回路は不要と判断され、アコースティックギター用の歪みは低く作られているものが多いです。
基本的に、アコースティックギターは生のギターの音を楽しむ楽器なので、再三申し上げていますがアンプは必要ありません。
それに選択するほどの種類はないので、選択の余地もあまりないでしょう。
お店にもエレキギター用のアンプは多種多様、選ぶのに困る位に置いてあると思いますが、アコースティックギター用はあまり数を置いていないのが実情なのです。
ご自分の出したい音楽が、生のギターの音なのか、それともアンプを通した大きなギターの音なのか、良く考えて選んでください。