アコースティックギター メンテナンス
アコースティックギターのメンテナンスについてご紹介します。
まず、どんな楽器でも当たり前ですが、埃をかぶらないようにしましょう。
楽器専用のクロスなどで弦やボディーを軽く拭きます。
強く拭くのは艶を失う可能性があるので、やめましょうね。
汚れがこびりついてしまったら、水拭きします。
この時も強くはこすらないようにしましょう。
次に保管する時の弦についてですが、高校の音楽の授業で「保管するときは弦を緩めましょう」と私は習ったのですが、実際は必ずしも緩めなくてはいけないと言うわけではないようです。
保管する環境によって緩めた方がいい場合もあり、緩めなくてもいい場合もあるので、ギターを保管する環境に合わせるようにしてください。
但し長期間使用しない場合は全ての弦を少し緩めてから保管するようにしましょう。
しまいっぱなしにするのではなく、時々は出して状態を確認する必要があります。
保管場所については、高温多湿はギターにとっても大敵です。
湿度計や温度計を取り付けて、保管環境を整えるように配慮すれば、ギターも長持ちします。
特に夏場・冬場はエアコンなどの温度湿度の変化にも気を付ける必要があります。
後はネックの反りをチェック、弦の交換、フィンガーボードの清掃などのメンテナンスを定期的にやっていきます。
ボディーのひび割れなども確認します。
自分では難しく対応が出来ない場合は楽器店に持って行くようにしましょう。
可能なことは出来るだけ自分でやれるようになりたいですね。
アコースティックギター コードストローク
まず初心者が練習する最初の奏法はコードストロークという手法です。
これをマスターしましょう。
コードストロークとは、左手でコードを押さえ、右手で曲のリズムに合わせて、弦の全てか一部をかき鳴らすギター奏法の一つです。
弾き語りでもよく見られます。
一見、簡単そうに見えるこの手法ですが、すべての基礎となりますので、必ずマスターしましょう。
リズムやギターチェンジに関しても一緒にマスターする必要があります。
何度も練習することで、リズムの取り方も身についていくはずです。
コードストロークには、コードなどを弾くときに、1弦(高音)から6弦(低音)へと弾きあげるアップストロークと、逆にギターの6弦(低音)から1弦(高音)へと弾きおろすダウンストロークの2種類があります。
練習すれば、通常1か月くらいでマスターできると言われている簡単な手法ですが、弾き方によって、聞き手に与える印象がかなり違います。
また、アクセントの付け方や、アップ・ダウンを引き分けることで、より上質な演奏ができるのです。
例えば、アクセント部分を強く弾くことで、音にボリューム感が増します。
リズムやノリの良い演奏にしていく為にアップ・ダウンを弾き分けるなど、弾き手が色々アレンジしてみることで演奏にも違いが出てきます。
曲に合ったコードストロークをマスターすることで、聞き手の共感を得られる演奏ができるようになるでしょう
アコースティックギター ギタリスト
ギタリストというのは、ギターを奏でる奏者のことですが、日本にも世界に通用する素晴らしいギタリストはたくさんいます。
ギタリストの中でもアコースティックギターの奏者をアコースティックギタリスト(アコギスト)と呼びます。
ギターを習得する上で、こういったプロの人たちの演奏を聴き、見ることはとても大切です。
以下は有名なアコースティックギタリスト(アコギスト)たちを一部挙げました。
アルバムもたくさん出ています。
まだ聴いたことがない・・・という方は一度、試聴してみてください。
日本出身→
吉川忠英、押尾コータロー、福田進一、山下和仁、木村大、アントニオ古賀、木村好夫、岡崎倫典、中川イサト、内田勘太郎、宮野弘紀、小松原俊、坂崎幸之助
米国出身→
レオ・コッケ、アール・クルー、マイケル・ヘッジス、クラレンス・ホワイト
スペイン出身→
ナルシソ・イエペス、ビセンテ・アミーゴ
オーストラリア出身→
ジョン・ウィリアムス、パコ・デ・ルシア
イギリス出身→
トニー・ライス、イアット・ライス
南アフリカ出身→
ジョナサン・バトラー
この他にも、素晴らしいテクニックを持ったアコースティックギターのギタリスト達は数多く存在します。
個人的にですが、レオ・コッケの12弦ギターの演奏は素晴らしく、演奏に釘付けになりました。
アコースティックギターを上手く弾きたいなら、好きなギタリストを見つけて、その技術を見て聴いてコピーして吸収しましょう。
それが一番、ギターが早く上達するコツだと思います。