ベース練習法
数ある楽器の中でもとても奥の深いベース。
一般的には「ベース」と言うとエレクトリックベースを思い浮かべる方が多いと思いますが、上手に演奏出来るようになる為にはどのような練習をするのが効果的なのでしょうか?
ベースは何を置いてもまずはリズムが命ですので、音が出せるようになってからはクリックに合わせて地道に毎日練習を重ね、それが出来るようになればノリを出した演奏法に挑戦してみるなどのコツコツした練習が大切になってきます。
ですが、基礎的な練習の繰り返しばかりしていると飽きが来てしまいますよね。
基礎練習はとても大事ではありますが、飽きて投げ出してしまっては本末転倒。
元も子もありませんので、これの予防策として、たまには好きな楽曲の中から比較的簡単な物を選び、コピー演奏してみたりするのも継続の秘訣です。
ベースは単純に同じような音を連続で弾いてるだけのように思っている方も多いのですが、本当は曲の根幹の役割を果たすほど重要なパートでバリエーションも想像以上に豊富です。
本格的にベースの進行が理解できるようになるには、コードのルートに始まり、分数コードのルート、そして、順次進行で2度進行ができるようになる事がベストだと言えます。
ルートの上下に変化をつけて見ると理解しやすいかと思います。
かなりざっくりと紹介させて頂きましたが、ベースは派手な楽器でもなく、練習も地味な努力が必要ではありますが、ひとたびモノにすればとても面白く魅力的な楽器なので、是非練習して実感してください。
ベース譜
ベースを練習する時、楽譜を使って練習すると思いますが、ベース譜には初心者には難しい記号や紛らわしい部分が多く、慣れるまではかなり手こずってしまうでしょう。
ですので、少しだけ簡単にではありますが、ベース譜の読み方について説明していきます。
まず、これは4本弦の場合の説明になりますが、楽譜の一番下段部分の線は関係ありません。
この一番下の線は読まないので、無いものと考えてください。
そして、譜面で一番上の線が一番奥の細い弦となり、それから順々に手前に向かって太い弦を表しています。
つまり、一番下が一番太い弦にあたるという事です。
それが理解出来たら、次は音譜の上に書いてある数字です。
これは押さえる場所を記している物なのですが、初心者には結構難しいポイントになってくると思います。
この数字はベースの弦の下に不規則に並んでいる金具の部分(フレット)をヘッドの方を1として、次を2、その次を3と表した物なのですが、始めのころはフレットとフレットの間の数を数えて行く感じになるでしょう。
慣れてくると指が覚えてくると思うので、これも繰り返し繰り返し読む事で掴んで行ってください。
と、これらを理解できてようやく基本的には楽譜が読めるようになるのですが、それからも人、中など指を表す文字や音譜の長さを表す独特の記号使いがされたTAB譜などがあり、解らない事がどんどん出てくるかと思います。
そんなときはバンドスコアの後ろの方を見たり、ネットで検索したりして調べてみてください。
ベース選び方
エレクトリックベースを購入する場合、「種類が有りすぎて選び方が解らない。
」なんて事が良くあるでしょう。
そんな時の為に少しだけ目安を紹介します。
まず、やはり一番は予算ですね。
値段がピンキリなので悩む方も多いかもしれません。
高い物は確かにいいですよ。
でも、6万以上する物なら、まず大丈夫だと思います。
逆に2万位の物もありますが、ちょっとかじってみたいだけという場合なら別ですが、これはネックに耐久性がない事が多いのでお勧めできません。
そして次は弦。
普通なら4弦で充分ですが、コピーしたい楽曲でそれだと厳しい場合なんかもあると思うので、これも目安として考えてください。
次はフレット。
これも普通ならフレット付きが良いんですが、ニュアンスを強く出したいとか、こだわりがあるならフレットレスが必要だったりしますね。
後は音色と見た目。
自分のイメージに合う音色の物を選ぶことはとても大事です。
加工も自由自在ですが、ベース自体の質によっては難しい事もあるので、予算なんかとも相談して決めてみてください。
見た目はあんまり重要じゃなさそうに思えますよね。
でも、愛着の湧く楽器って練習も楽しくなります。
それに見た目でバランスや弾きやすさも変わるので結構重要なんです。
このように選ぶ目安を紹介しましたが、好みや求める物によって個人差がすごくありますから、選ぶ際はこれらは参考程度にして、あとは自分の感性で決めてみてください。