磯釣りの時のブーツ
磯釣りの時のブーツは必需品です。
磯は、足場が悪かったり、突然の荒波などもあるので、命を守るためにも磯釣り時にブーツはかかせません。
磯釣りの時のブーツの多くは、ブーツの底材がスパイクになっています。
底材がスパイクになっていると、地面に足がかりができて安定します。
しかし、底材がスパイクだからといって必ずしもしっかり安定して、滑らないというわけではありません。
特に磯の場合は、岩肌に海苔が生えていたり、波で滑る場合がありますので、スパイクを過信しないで、自ら安全に配慮する必要があります。
また、スパイクのブーツは疲れやすいというデメリットもありますが、磯の傾斜などを降りる場合などには重宝します。
ブーツにおいて安定感ではなく滑るという点に注目するのであれば、底材がフェルトの磯釣りのブーツがよいでしょう。
フェルトは、磯の表面が波や海苔などで滑りやすいところでも、滑りにくくなるという特徴を持っています。
フェルトのブーツは、普通の靴に近いので長時間履いていても疲れにくいのですが、土の上や傾斜地は滑りやすいというデメリットがあります。
磯釣りの時のブーツは、底材がスパイクとフェルトの物が一般的です。
釣りをする磯の岩場の状態に合わせてブーツを選ぶとよいでしょう。
ブーツを選ぶ時には保温性にも注意するといいと思います。
特に冬場に履く場合にはとても冷えますので、裏起毛のあるものや、底の厚いものを選ぶことが大切です。
磯釣りのウキフカセ釣りとは
磯釣りのウキフカセ釣りとは、円錐のウキを使った釣り方です。
ウキフカセは、そもそもグレを釣るために生まれた釣り方法と言われています。
また、ウキフカセ釣りは、チヌを狙うときにも使われる釣り方です。
ウキフカセ釣りをするメリットは、魚を狙える範囲が広がることと言えるでしょう。
磯の広いフィールド内で、磯の上物を狙うことができます。
磯釣りのウキフカセ釣りの特徴は、一般的な棒ウキではなく、仕掛けの操作性がよい円錐ウキを使い、魚を狙うところです。
棒ウキは道糸が水没してしまうのに対し、円錐ウキは道糸がウキの頭に出るので操作がしやすいのです。
エサにはオキアミコマセを使うことも特徴の一つです。
オキアミや配合エサを混ぜて、天候、潮の状態、魚に合ったコマセを作るのが一般的だと思います。
投入したコマセと仕掛けの針に付けたエサとのタイミングを合わせて釣る方法こそがウキフカセ釣りです。
ですから、コマセの配合具合を調節したりして海水に落ちていくタイミングを変化させ、そこに合わせて仕掛けを落とすことが大切なのです。
磯釣りのウキフカセ釣りでは、潮の流れを読むことが最も重要になります。
潮によるコマセの流れ方や仕掛けの流れ方をしっかりと考えなくてはいけないので、観察力や洞察力が必要です。
この潮を読むテクニックやコマセの配合などは様々で、とても奥の深いものです。
研究したり、試行錯誤しながら釣りを行うことがウキフカセ釣りの醍醐味でしょう。
磯釣りの上物釣り用のエサ
磯釣りの上物釣りといえば、グレやメジナ、チヌなどです。
磯釣りの上物釣り用のエサは、コマセと呼ばれるエサを使用します。
狙っている魚を、釣りやすいポイントにおびき寄せるためにこのコマセを撒きます。
コマセは、人工的に作られた配合エサで、主となるオキアミやアミエビなどとコマセを作る為の市販の配合エサも売られており、操作性や遠投性を向上させるものや、拡散性を向上させるもの、集魚力を増強したものなど多くの種類があります。
コマセは、4時間の釣りでだいたい3キロくらい使います。
潮の流れや、コマセに群れる小魚の状況によっても必要なコマセの量は異なりますので、多少多めに用意するとよいでしょう。
コマセは、オキアミと配合エサをブレンドして作ります。
オキアミと配合エサを均一に混ぜ合わせ、海水を加えながら攪拌します。
コマセを底に届くようにしたいのであれば、配合の水加減で配合の具合を調節しなくてはいけません。
また、コマセが出来上がったら足元に撒いてバラケ方や濁りなどを確認するとよいでしょう。
こうして状態を確認したコマセは、海の潮の流れを読んで撒き、そこに合わせて付けエサの仕掛けを投入し、お目当ての魚を狙います。
磯釣りの上物釣り用のエサは、釣り場によって最適なものが違ったり、人によっても違います。
その釣り場にあったエサやよく釣れるエサなどは、釣具店にきいたり、実際によく釣っている人にきいたりするのもよい方法です。