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宮本武蔵 水墨画とは
宮本武蔵は生涯無敗の剣豪として有名ですが、思想家や芸術家としても一流でした。
宮本武蔵が描いた水墨画は、四点の作品が重要文化財に指定されており、少ない筆の数で的確に対象を捉えた作品が多く、大胆に残された余白や構図の素晴らしさが特徴だと思います。
江戸時代の後期にはすでに宮本武蔵の水墨画は高く評価されていたようで、その後、時代が移り変わっても、宮本武蔵の水墨画から伝わってくる高い精神性は人々を魅了してきました。
他の水墨画にはそれほど魅力を感じないけど、宮本武蔵の水墨画は好きだという人も多いのです。
宮本武蔵の水墨画は、花鳥画と道釈人物画がほとんどで、花鳥画には、「鵜図(うず)」、「芦雁図(ろがんず)」、「遊鴨図(ゆうおうず)」、「枯木鳴鵙図(こぼくめいげきず)」、「竹雀柳燕図(ちくじゃくりゅうえんず)」などがあり、道釈人物画には、「正面達磨図(しょうめんだるまず)」、「布袋図(ほていず)」、「芦葉達磨図(ろようだるまず)」などがあります。
他にも、「茄子図(なすず)」、「野馬図(やばず)」などが有名ですが、宮本武蔵は公開しようと思って水墨画を描いていたわけではないらしく、一点を除いては署名も落款もしていなかったようです。
宮本武蔵の水墨画には、いつの時代も人気があったため、数多くの贋作が作られました。
宮本武蔵の作品ではなくても、宮本武蔵作と伝えられた水墨画も多いようです。
真作の宮本武蔵の水墨画は、熊本県立美術館や岡山県立美術館、永青文庫などに所蔵されています。
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