デジカメで躍動的に撮るテクニック
デジカメだと、プロのカメラマンのような躍動感溢れる写真は撮れない。
そう思っている方も多いようですね。
でも、ちょっと工夫をするだけで、素人でもデジカメでかっこいい写真が撮れるんです。
方法は色々ありますが、お薦めのものを一つ紹介しましょう。
それは、「流し撮り」というテクニックです。
雑誌などをみると、背景が動いているようにみえる写真がよくありますよね。
これだと、被写体は止まっているのに、すごく躍動的にみえます。
流し撮りは、被写体が動いている時にしか使えませんが、子どもの運動会などでは、とても重宝するテクニックです。
撮り方はいたって簡単。
被写体にあわせてカメラを動かすだけなんです。
まず、シャッター速度を低速に設定します。
そして、ISOの感度を100以下に落としておきます。
カメラを構えて、下半身をしっかりと固定し、カメラをしっかりと持ってブレを防ぎます。
被写体が現われたら、被写体のスピードと動きにあわせて、上半身だけでカメラを動かして撮影します。
初めは上手くいかなくても、試行錯誤しながら何度か練習すれば、自然とコツが掴めるはずですので、諦めずに挑戦してみましょう。
ポイントは、ぶれないようにしっかりと下半身を固定して上半身だけでカメラを動かすところです。
これができていないと、被写体も背景もぶれるので、ただのピンボケ写真になってしまいます。
いきなり運動会などのイベント本番で試して、失敗すると大変ですから、事前によく練習してから試してみてくださいね。
子供の撮影とデジタル一眼レフ
デジタルカメラには、一眼レフとコンパクトタイプがあります。
「子どもの撮影にはデジタル一眼レフ!」なんて言葉をよく耳にしますが、はたして本当にそうなのでしょうか?よく聞くのは、デジタル一眼レフがコンパクトデジタルカメラよりも「綺麗に撮影できる」という話ですよね。
確かにこれは間違いではありません。
しかし、デジタル一眼レフで綺麗に撮影する為には、それ相応の知識と技術が必要です。
コンパクトデジタルカメラは、モードを設定しておけば、ボタンを押すだけで誰でも簡単に撮影できますよね。
これに知識や技術が加われば、さらに綺麗に撮影できます。
この知識や技術によって綺麗になる上限が、デジタル一眼レフカメラの方が高い事が多いのです。
費用も、一眼レフの方が高いです。
知識も技術もない方だと、せっかく高価な一眼レフを購入しても、コンパクトデジタルカメラと同等の写真しか撮れなかったりもします。
過剰に期待して、知識もなしに購入すれば、後悔する可能性が高いといえるでしょう。
また、子どもを連れて出掛けると、どうしても荷物が多くなりますよね。
できるだけ余計なものを減らして、身軽に移動したいと考える親御さんも多い事でしょう。
一眼レフは大きめのものが多いので、その点も注意が必要です。
頻繁に使用するなら、サイズや重量も結構重要ですよ。
購入してから、「重いし、不便」などと持ち運ばなくなってはもったいないですよね。
動く子供を撮る時の注意点
動き回る子どもの写真撮影は、本当に大変ですよね。
子どもの撮影で苦労するのは、やはりピントでしょう。
子どもは自由奔放に動き回りますから、どうしてもピンボケ写真が多くなります。
かといって、無理矢理に静止させてしまうと、ピンボケは防げても自然な表情が撮れませんよね。
自然に自由に遊ばせたままでピンボケを防ぐには、デジカメの機能に頼るのが一番です。
例えば、キャノンのデジカメなら、「AIサーボモード」に設定しておくのです。
そうすれば、ピントを自動修正してくれます。
そして、遠くへ近くへ動き回る子どもは、ズーム機能で追いかけます。
足で追いかけていては、手元が安定しないので、どうしても思い通りの写真はなかなか撮れません。
あっちへいったらズームでアップにして撮影。
こっちにきたら通常に戻して撮影。
これで、へとへとになる事もありません。
もちろん、これだけでも表情まではっきりと撮る事ができます。
走りながら被写体を追いかけて撮影するよりも、ブレる可能性を確実に減らせるでしょう。
また、あまり子どもを小さく撮ると、後でみてもよくわからないので、できるだけ子どもが大きく写るように撮影する事をお薦めします。
それからもう一つ。
子どもは、立って撮るよりも、目線と同じ高さで撮った方が綺麗に写ります。
子どもが近くに寄ってきたら、しゃがんで高さを調整してみましょう。
表情がよりはっきりと写るはずですよ。