滑舌をよくするには

滑舌がよいというのは、言葉が明瞭に話せる、という事です。
言葉を明瞭に話す、歌の歌詞を滑舌良く歌えるというのは、言葉や歌詞に意味を持って喋れたり、歌えたりできるかもかなり関係してきます。
でも、ここでは、音を明瞭に発音するためにはどうしたらいいかに絞って説明したいと思います。
滑舌を良くする練習方法としては、早口言葉など様々な方法がありますが、練習をする時に発声方法の練習と混ざりがちになるので、発声方法と滑舌を良くする練習とは分けて考えるようにしましょう。
言葉をはっきりと発音するには、母音が大切な役割を果たします。
しかし、日常生活では正確な形に口を開けないで喋ることが多くなっているため、子音が中心の言葉になってしまいます。
この癖を治して、母音を中心に喋るようにしていけば、滑舌がよくなってくるのです。
滑舌をよくする練習の時に、腹式呼吸や大きい声という事に重点を置くと、母音の発声がおろそかになってしまったり、早口言葉の練習をすると早く喋る事が重点になってしまったりして、子音が目立つ練習になりがちになってしまいます。
普段の生活で子音中心の言葉が癖になってしまっている方は、母音を中心に喋れるように直すのが滑舌をよくする練習になるので、まずは母音を意識して喋るようにしましょう。
日常生活での練習が、一番役に立つ滑舌をよくする方法です。
日常の会話をする時にも母音の発音を心がけるようにします。
母音を発音する事を癖にしてしまえば、カラオケでの歌の練習の時にも滑舌よく歌う事ができるようになります。