北海道日帰り登山
北海道には、日帰り登山できる山がたくさんあります。
おすすめの登山時期は紅葉の9月。
気候が登山に最適なので、気持ちよく登ることができると思います。
逆に、積雪時は要注意。
冬山の方が登りやすいという声も聞かれますが、経験の少ない方は、単独で山に入ることはおすすめできません。
初心者の方は、北海道の山は、短い夏の間の楽しみだと思っておいた方が賢明だと思います。
ちなみに、真夏であっても防寒具は必要ですよ。
もう一つ忘れてはいけないのが、ヒグマ対策。
早朝や冬眠前は特に注意が必要です。
ベアスプレーなども売っていますが、万が一にも遭遇したくないですよね。
そのためにも、遠くまで響く熊鈴を必ずつけましょう。
落とした時の対策として、笛を持ち歩くとより安心です。
音がすれば、そうそう近寄ってくるものではありません。
最後に、いくつかおすすめの山を挙げてみます。
植物好きの方におすすめしたいのは、「夕張岳」。
ここの高山植物を見れば、本州よりも緯度が高いことを実感していただけるでしょう。
紅葉が見事なことで有名なのは、「大雪山・黒岳」。
ここはロープウェイやリフトも利用できるので、初心者の方にもおすすめです。
ニセコアンヌプリは温泉も有名なので、楽しみが二倍になりますね。
他にもおすすめはたくさんありますが、何といっても世界遺産に選ばれたばかりの知床を挙げないわけにはいきませんね。
「羅臼岳」には登山道も整備されているので、知床の他の山に比べると登りやすくておすすめですよ。
富士山登山
日本のシンボルともされる富士山。
一生のうちに一度は登ってみたいと思う人が最も多い山かもしれません。
でも、登ってみたくても、登山の経験がないので不安だという方もいらっしゃるでしょう。
安心してください。
富士山は日本一の山。
日本一の山への登山は、たくさんの旅行会社がツアーを企画しています。
一万円以下から、ガイド付きのツアー、バスツアー、温泉付きツアーなどが用意されていますよ。
自分の足で登りたいという方は、河口湖口登山道、富士宮口登山道、須走口登山道、御殿場口登山道の4つのコースから選ぶことになります。
五合目までバスや自動車利用する人が多く、その先を自分の足で歩いていくというケースがポピュラーです。
ちなみに、マイカーを利用する際に気をつけたいのは、規制期間があるということ。
7、8月の混雑時期に行われていますが、毎年日程が異なるので、詳しくは静岡県のHPをご覧ください。
日本人が富士山に登りたいと思うのは、今に始まったことではありません。
富士山は古くから、神聖な場所とされ、山そのものが信仰の対象になってきました。
一般の人たちが富士山に登るようになってきたのは、江戸時代からと言われています。
富士登山が困難な人たちは、富士塚を作って登山の疑似体験をしていたそうです。
よく関東の温泉や銭湯に富士山が描かれているのも、末広がりの形や日本一が縁起がいいというだけではなく、日本人の富士山信仰(富士山好き)につながってくるのかもしれませんね。
箱根登山
「箱根山」とは、箱根の町を中心としたいくつかの山の総称です。
一番高いのは「神山(1438m)」で、「冠ヶ岳(1409m)」、「箱根駒ヶ岳(1356m)」と続きます。
その他、「金時山(1213m)」「早雲山(1153m)」「上二子山(1091m)」「下二子山(1065m)」などが「富士箱根伊豆国立公園」内にあり、これらが通称「箱根山」です。
箱根山最高峰の神山は、日本三百名山にも選ばれています。
標高を見るとわかるように、箱根山は比較的登りやすい山であり、温泉も豊富なので初心者にも人気のある登山スポットの一つになっています。
また、登りやすいだけでなく、その雄大な自然は本当に見事なものなので、初心者だけでなく登山好きなベテランの人が好む山としても知られています。
登山は得意でないが、その雄大な景色を自分の目で見たいという方には「箱根登山鉄道」をおすすめします。
箱根登山鉄道とは、「登山」の名が付く通り、箱根の山を登る鉄道です。
大正時代からの歴史がある、日本では唯一の本格的な山岳鉄道の箱根登山鉄道に乗れば、ダイナミックな景観を楽しむことができるでしょう。
6、7月に運行されている「あじさい電車」は、昼間の眺めもすばらしいですが、夜は夜でライトアップされた(期間限定)闇に浮かぶあじさいを堪能できるので、一日に二回楽しむことができます。
電車の他にも、ロープウェイやバスが出ていますので「登山」というよりも「ピクニック」感覚で景色を楽しむことができそうです。