ホーストレッキング

ホーストレッキングとは、鞍をつけた馬に跨り、自然の中をトレッキングすることです。
一般的なホーストレッキングは、山の中や林道、草原、農道などをコースにしていることが多いですが、湖沿いや海岸線をコースにしているところもあります。
ホーストレッキングなら、徒歩でのトレッキングではとても行けないような場所まで行くことができ、体力がない人でも自然を満喫できるのが魅力です。
乗馬には癒し効果があり、乗馬の動きを真似たダイエット器具もあるほど運動になります。
乗馬経験がなくても、馬がコースを覚えてくれているので、簡単な練習でホーストレッキングできるようになるでしょう。
いつもより高い目線から眺める風景や馬との一体感は、日頃のストレスを忘れさせてくれると思います。
ホーストレッキングで有名なのは、なんといっても北海道です。
雄大な北海道の自然の中をホーストレッキングすれば、きっとステキな思い出になります。
雪の山道をホーストレッキングするのも、愉しいでしょう。
ケガや虫さされ、かぶれなどを防ぐために、ホーストレッキングの時には、長袖に長ズボンが基本です。
施設によっては乗馬ブーツをレンタルしてくれるところもありますが、運動靴を履いていけば間違いありません。
長時間のコースは、予約が必要なこともあるので、事前に確認しておきましょう。
ホーストレッキングには、おとなしい馬が使われていますが、絶対に落馬しないという保障はないので、ガイドの指示や注意事項をよく守るようにしてください。

尾瀬 トレッキング

尾瀬トレッキングコースは、非常に人気が高く、リピーターが多いのが特徴です。
自然保護のために、ほぼ全域に木道が設置されているので、初心者でも比較的トレッキングしやすいでしょう。
とはいえ、運動靴などで行くと、水で濡れた木道が滑ったりするので、トレッキングシューズなどの装備は必須です。
東京ドーム106個分の広さを誇る尾瀬は、とても一日ではトレッキングできません。
季節によって美しい変化が愉しめるのも、尾瀬の魅力です。
あまりにも有名な尾瀬のミズバショウ、尾瀬ヶ原を埋めつくすようなワタスゲ、紅葉や雪景色も素晴らしいと思います。
タイミングによっては、朝霧や夕霧、雷雨の後の虹や朝日に浮かぶ白い虹がみられることもあるかもしれません。
珍しい植物やオコジョ、ヤマネなどのかわいい野生動物も尾瀬トレッキングの愉しみですが、ツキノワグマも生息しているので注意が必要です。
尾瀬には、牛首分岐、ヨッピ橋、竜宮、帝釈山、平滑ノ滝、大江湿原、三条ノ滝など、たくさんのみどころがありますが、欲張らずに時間に余裕をもって、トレッキングしましょう。
歩く距離が長いので、ムリをすると日が暮れてしまいます。
山小屋なども上手に利用して、適度に休みながら、ゆったりとトレッキングした方がいいです。
また、尾瀬はゴミ持ち帰り運動発祥の地でもあります。
当然ですが、木道・歩道以外への立ち入り、動植物の持ち帰り、外来植物・ペットなどの持ち込みは厳禁です。
尾瀬トレッキングの際は、注意事項やマナーを守って、尾瀬の自然環境を破壊しないように心がけてください。

屋久島 トレッキング

屋久島トレッキングは、世界自然遺産を心ゆくまで味わえるでしょう。
もののけ姫のモデルにもなった屋久島の森をトレッキングしているうちに、自然と心が洗われるような気持ちになるはずです。
屋久島といえば、縄文杉が有名ですが、屋久島はどこに行っても豊かな自然で溢れています。
日本で一番雨が多いといわれているので、予備の日も入れて、できる限り長い日程を組むと後悔しないでしょう。
屋久島トレッキングには、登山並みの装備が必要です。
毎年、遭難者や死者も出ていますから、遊びに来たついでに屋久島トレッキングするというわけにはいかないのです。
雨具、トレッキングシューズ、防寒着、水筒など、しっかりと準備してください。
コースにもよりますが、屋久島トレッキングは、普段からトレッキングをしているような人でないと、体力的にきついと思います。
最初は、短時間のトレッキングツアーなどに参加して様子をみるのもいいでしょう。
不安ならガイドをつけて屋久島トレッキングすることもできますが、なるべく評判のいいガイドを選ぶことをオススメします（ツアーもですが）。
屋久島トレッキングコースの中でも、初心者向けなのがヤクスギランドです。
初心者向けとはいっても、充分に屋久島の自然を満喫できます。
最深部にもののけ姫の森がある白谷雲水峡は、奥まで行くと往復三時間以上かかりますし、標高差も高いです。
縄文杉を見に行くトレッキングコースは、往復10時間はかかり（休憩時間は含まない）、トレッキングツアーなどでは、朝5時出発、18時頃帰着という日程が組まれています。
屋久島トレッキングは、くれぐれも自分の体力や経験に合わせてコースを選んでください。