フラダンス 種類

フラダンスの種類は、細かく分類すると、何百種類もあるようです。
大きく二つに分けるなら、古典形式のフラダンス（フラ・カヒコ）と現代的なフラダンス（フラ・アウアナ）に分けられるでしょう。
ちなみに、フラはハワイ語で、踊る・ダンスを意味するので、フラダンスは日本独自の表現です。
訳すとダンスダンスになってしまうため、日本でもフラという正式名称を使う人が増えています。
古典フラであるフラ・カヒコは、元々、神様への奉納儀式でした。
神話や伝説、神様への賛美などが打楽器にあわせて朗詠されるのが特徴です。
力強くてシンプルな振り付けの踊りは、厳粛で神聖な印象をうけるでしょう。
元々は選ばれた男性のみが踊ることを許されていました。
現代的なフラ、フラ・アウアナは、ウクレレやギター、ピアノにあわせて、自由で優雅な動きで踊ります。
男女の愛や自然への賛美、感謝などが歌われているのが特徴で、ムームーやレイなどの華やかな衣装も印象的です。
日本で一般的なフラダンスは、このフラ・アウアナだと思います。
1964年に開催されたメリー・モナーク・フェスティバル以降、フラ・カヒコ、フラ・アウアナという呼び名で明確な区別が行われるようになりました。
フラ・カヒコには、全てのフラの基本となるアーラ・アパパ、王族や特別な来賓のために踊られたフラ・パフなど、たくさんの種類があります。
観光用によく踊られているフラ・アウアナだけでなく、フラ・カヒコも機会があれば一度は観てほしいものです。

フラダンス教室 選び方

フラダンス教室の選び方は、どの程度まで深くフラダンスを学びたいかによって変わってくるでしょう。
フラダンス教室にも、フラダンス専門の教室、スポーツジムなどのフラダンス教室、カルチャーセンターのフラダンス教室といろいろあります。
通いやすさやレッスン料などを別にすれば、自分の目的、レベルに合ったフラダンス教室を選ぶといいです。
できれば、年代別やレベル別にクラス編成されているフラダンス教室の方がなじみやすいですし、ついていきやすいと思います。
フラダンス専門のフラダンス教室は、フラダンスの歴史や精神、文化まで本格的に教えてくれるところが多いです。
本場のフラダンスを学びたいなら、ハワイでフラダンスの修行を積んでクム（フラダンスの先生）に認められた講師に教わるといいでしょう。
発表会などのイベントを行っている教室も多いので、真剣にフラダンスをやりたいのなら、きっと楽しめるはずです。
カルチャーセンターやスポーツジムでのフラダンス教室は、大手のフラダンス教室などから講師が派遣されて教えているのがほとんどだと思います。
レッスン費用も専門の教室よりは安めでしょうし、手軽に始められて、いつでもやめられるのが魅力です。
最初は、お試しでレッスン費用の安いフラダンス教室で始めて、もっと真剣にやりたくなったら、フラダンス専門の教室に移るのもいいかもしれません。
いずれにしても、フラダンス教室は講師や他の生徒との相性が大切ですから、見学や体験などで雰囲気を確かめてから入ってください。

フラダンス 人気

フラダンスの人気は、2006年に大ヒットした映画「フラガール」で不動のものになりました。
この映画をきっかけに、フラダンスの魅力がたくさんの人に伝わったのだと思います。
今や日本でのフラダンス人口は、50万人を超えているのです。
フラダンスの人気は、50代くらいの主婦を中心に、若い女性から男性へと広がっています。
フラダンスが人気なのは、裸足にTシャツ、巻きスカートで、手軽に始められ、踊っていて楽しいからでしょう。
明るい音楽にあわせてフラダンスを踊っていると、ストレス解消になると思います。
フラダンスを踊ることによって、自信を持つことができるようになったり、集中力が増すという効果もあるのです。
フラダンスの基本は笑顔なので、笑顔を浮かべているうちに、自然と幸せな気持ちになるのかもしれません。
フラダンスは優雅な動きですが、意外と体力を必要とします。
しなやかで柔軟な動きができるようにがんばっているうちに、運動不足も解消できるでしょう。
ただフラダンスを踊るだけでは飽き足りなくなってしまったら、発表会に出るのを目標にするのもいいと思います。
日本でもたくさんのフラダンス発表会が行われているので、皆でお揃いの華やかなフラダンスの衣装を着て踊るのも、一体感と充実感を得られるはずです。
日本でのフラダンス人気が高まっているため、本場ハワイでも、日本人のための「フラ・ホオラウナ・アロハ」というフェスティバルが開催されています。