クリスマスローズ 栽培
クリスマスローズの栽培は難しいのでは?と思っていらっしゃる方は結構おられます。
しかしクリスマスローズの栽培は、それほど難しくはありません。
クリスマスローズは高貴で清楚な花姿から、栽培は難しく思われがちですが、実は丈夫でとても育てやすい多年草なのです。
美しい花を咲かせるクリスマスローズの栽培環境は、避暑地のような、爽やかで涼しい場所が良いです。
クリスマスローズの栽培に夏の強烈な日光や25度以上の高温は良くありません。
ですから、地域によってですが6月から9月下旬の暑い夏は日陰に、10月から5月は、たっぷりと太陽に当ててあげるようにすれば、園芸の初心者でも毎年美しいクリスマスローズの花をベランダや庭などで楽しむことが出来ます。
クリスマスローズ栽培の初心者が最も育てやすいのでおススメできる品種は、赤・黄色・ピンク・白などのガーデンハイブリットです。
市場に流通している苗や花株の約9割くらいはこのガーデンハイブリットの品種です。
また、原種のニゲル・リビダスなども良いですね。
逆に、トルカータスやアトロルーベンスなどの原種は少しばかり難しくなります。
ですが育て方の基本である暑い夏を涼しく過ごさせてあげれば、ハイブリットだけでなくほとんどクリスマスローズの栽培は十分に可能です。
夏の直射日光を浴びて暑い夏を過ごしたクリスマスローズは、花株の育ちや花の付きが悪くなったりします。
くれぐれもクリスマスローズの栽培では、夏の直射日光にご注意してください。
さてクリスマスローズの栽培を最も楽しむには種蒔きからの栽培です。
眺める楽しみだけでなく育てる楽しみがあります。
ただ花が咲くまで約2年ほどかかることは知っておきましょう。
種から育てたクリスマスローズの花が咲いた時の喜びは格別です。
クリスマスローズの苗から栽培することももちろんOKです。
この場合花を見ることができるのは、1年以上先になります。
花を早く楽しみたい方や初心者の方は、すでに花をつけた開花株を購入するのが良いです。
花付きのクリスマスローズが多く販売される季節は、早いところでは12月頃からで、通常は1月から3月の開花時期に出回ります。
多くの種類がありますので、花を見て気に入ったものを購入しましょう。
クリスマスローズは、園芸店、ホームセンター、通信販売、栽培農家、ネットショップ、大手種苗会社などで入手することができます。