クリスマスローズ
学名はHelleborus。
宿根草(多年草)の仲間で、雪割草(ミスミソウ)やレンゲショウマやオキナグサ・オダマキなどと同じキンポウゲ科の中のクリスマスローズ属に種別されます。
クリスマスローズとは英名で、ヘレボラスニガーのことですが、クリスマスの時期に咲く、バラ(ローズ)に似た花から命名されました。
本当の意味でのクリスマスローズは、「ヘレボルス・ニゲル」という品種だけで、他のものは春の復活祭の頃に開花する「レンテンローズ」という品種になります。
花弁と思われている部分は実は萼(がく)で、本当の花はおしべの元にあります。
クリスマスローズには追憶・私を忘れないで・私の不安を取り除いてください・慰め・スキャンダル等の花言葉があります。
主な原産地はヨーロッパ、地中海沿岸、西アジアで約20種が分布しています。
多くは2月の節分頃から3月頃の開花だが クリスマスの時期に咲く品種もあります。
ほとんどのものは常緑です。
チベタナスのように夏に休眠し、地上部の枯れる品種も有ります。
ほとんどの品種は庭植えに適します。
その場合は、夏は半日陰になり冬は日照を保てる落葉樹の下に植えると良いでしょう。
鉢植えでは観賞期は日当たりの良い戸外、もしくは屋内の涼しい場所に置きます。
直射日光は避けてください。
夏は、半日陰の涼しい場所に置きます。
植付けの適期は秋です。
適温は0℃~15℃がよいです。
水やりに関しては鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと水やりします。
ただし高温多湿に弱いので、夏の間は控えめにして管理します。
地植えの場合は、ほとんど必要ありません。
肥料は秋に緩効性肥料を与え、開花したら追肥として1000倍に薄めた液肥を月1~2回程度与えます。
夏の間(6~8月)は、肥料は与えません。
品種はオリエンタリスの交配種が花色豊富で、良く出回ってます。