船舶模型 材料
船舶模型の材料としては、木、金属、プラスチック、紙などが一般的でしょう。
専門的に船舶模型を制作する人の中には、本物の船舶の材料としても使われる繊維強化プラスチックを使用する人もいます。
また、一言で木材といっても、手に入りやすいバルサ材からブナ、ツゲ、モミ、オーク、ローズウッド、カエデ、高級木材のマホガニーやチーク、クルミなど様々な種類の木材が、その特徴に応じて使われるのです。
当然、材料が高価な帆船模型ほど、完成した時の迫力は増しますが、材料以上に重要なのが制作者の技術力だと思います。
船舶模型愛好家には、本物そっくりの船舶模型を制作して、100万円前後の価格で販売しているセミプロの人もいれば、100均で購入した紙で見事な船舶模型を作る人もいるようです。
船舶模型は必ずしも、実物の船舶そっくりに作らなければならない決まりはありませんが、細かなディテールに凝って、本物に近づけようとするほど、必要な材料が多くなります。
とはいえ、市販の船舶模型キットに自作パーツを加えたり、塗装に凝ったりするだけでも、充分、完成度は増すでしょう。
さらに、本格的に船舶模型を制作したい人は、自分で設計を行ったり、専門の業者にパーツの制作を依頼することもできます。
いずれにしても、船舶模型はお金をかけようと思えばいくらでもかけられる趣味です。
お金、手先の器用さ、制作のための技術、制作にかかる時間などを考えると、船舶模型の制作は誰でもできる趣味ではありません。
船舶模型
船舶模型は、船舶模型愛好家が趣味で制作するものから、実際に船舶を作る前の完成品イメージとして顧客にみせるための船舶模型、歴史的な資料として展示するための船舶模型など、いろいろあります。
趣味として作られる船舶模型にも、組み立てるだけで完成するようなプラモデルから、木材を削ってパーツを作るところから始める船舶模型まで、多岐にわたっているのが特徴です。
船舶模型にモーターを搭載して、水の上を走らせることを愉しむ人もいれば、ボトルシップのように鑑賞することを愉しむ人もいて、船舶模型を作る目的も人それぞれといえるでしょう。
船舶模型愛好家の中には、軍艦や歴史的に有名な船を好んで製作する人もいます。
また、たまたま釣りに行った港でみかけた船を作ってみるという人もいるようです。
船舶模型には、非常に制作難易度が高い木製帆船、金属と木製の部品で作る木製船、マニアに人気の金属製船、軍艦などが多いプラモデル、割と手軽に作れるペーパークラフトなどがあります。
どんな船の模型を作るかは好みが分かれますが、本格的なものほど高価になり、かなりの手間や技術が必要です。
ペーパークラフトの船舶模型はインターネットを使えば、無料でダウンロードできる型紙もあるので、厚紙に印刷して制作すると、子供の夏休みの工作などに便利でしょう。
プラモデルの船舶模型も木製や金属製の船舶模型に比べると手間はかからないと思いますが、リアルにみえるように塗装するには熟練が必要だと思います。
小西製作所 船舶模型
小西製作所は、船舶模型メーカーとして、船舶模型製作のキットや完成品を販売しています。
小西製作所が販売している船舶模型は、世界レベルからみると普通よりやや上くらいの水準の製品で、コストパフォーマンスがあまりよくないと船舶模型愛好家には評価されているようです。
また、船舶模型のモデルによって、完成度が著しく違うため、購入の前に自分で細部を確認するか、口コミをよく確認する必要があるでしょう。
小西製作所のHPからでも通信販売で購入できますが、大阪にある直営店や神戸、横浜などにあるショップで、実物をみてから買う方が後悔しないかもしれません。
小西製作所で販売している船舶模型は、製作キットでも五千円から六十万円くらいしますし、完成品になると一万二千円から百万円近くするのです。
価格の安いものであれば、梱包送料も千円で済みますが、価格が高いものなら梱包送料だけで三千円から一万二千円もかかります。
小西製作所の船舶模型は、それほどディテールにはこだわっていないようなので、細部まで実物通りでないと気がすまない船舶模型愛好家は注意が必要です。
自分で塗装をやり直したりすることで修正できるならまだいいのですが、モデルによってはどうしようもない場合もあるので、こだわりのある人は気をつけてください。
船舶模型のモデルによっては完成度の高いものもありますが、採算ギリギリまでリアリティを追求するといったメーカーではないようなので、こだわり派は他の船舶模型製作メーカーを探す方がいいでしょう。