ジャズダンス クラブステップ
ジャズダンスのクラブステップについて説明します。
1990年代に流行したクラブステップは、ジャズダンス以外でもストリートダンスやヒップホップダンスでも登場するブレイクダンスの基本のステップです。
▼『クラブステップ』
1、両足爪先を軽く開き、正面から見ると「ハの字」の状態で力を抜き、立つ。
2、右足の踵、左足の爪先を軸として、膝を内側に向ける(すると自然と体の位置が左に移動し、正面から見ると「逆ハの字」になる)。
3、次は2とは逆の、右足の爪先、左足の踵を軸として、膝を外側に向ける(すると自然と体の位置が左に移動し、正面から見ると「ハの字」になる)。
2、3を繰り返し移動する。
▼『クラブステップ』のポイント
基本はいわゆる「カニ歩き」ですが、しっかり踵と爪先を意識して、正確に使えるようにする事!
両足をなんとなく、スルスルとスライドするのでは無く、しっかり踵と爪先を踏みかえて練習してみましょう。
体が横へ移動する際には、体全体を低くしたり高くしたり、アップダウンをつけて、ステップを踏むのも、クラブステップの習得には良いかもしれません。
体が横移動する際に上半身の重心(お腹)がしっかりと意識されていないと、ふにゃふにゃした動きに見えてしまいますので、重心をしっかり意識して切れの良い移動を目指して下さい。
足の運びに慣れて来たら、好きな音楽に合わせてステップを踏み、ジャンプやターンなどのアレンジを入れてみるのも楽しいですね。
ジャズダンス 歴史 種類
ジャズダンスの歴史や種類について、紹介したいと思います。
アメリカで生まれ育ったジャズダンスは、アメリカの黒人のダンスと白人のダンスがミックスされ、ショー・ビジネスの世界へ広がり、発展しました。
アメリカの黒人ダンスのルーツ「アフリカのダンス」とは、奴隷としてアメリカやヨーロッパなどへ渡った黒人奴隷達が、奴隷となる以前に母国であるアフリカの大地で、大切な儀式や生活に深く結びついた、「自由」な歌と踊り。
奴隷貿易によって祖国から離れて、過酷な労働の中でも忘れる事がなかった音楽とダンスです。
その黒人特有の逆境の中でも歌い踊る様が白人にも強い影響を与えて、白人の音楽やダンスも変化していきます。
1930年代には、ジャズダンスの大きな要素「タップダンス」が大流行しました。そして、「タップダンス」のトップダンサーによって、世界中の華々しい舞台や映画、ミュージカルに登場し、世界中に広まっていったのです。
同じ時期には、ミュージカルダンスとしての地位を確立し、ブロードウェイ・ミュージカルの舞台へ登場し、ショー・ビジネスの世界で活躍しました。
そして、ジャズダンスという名の通り、音楽ジャンルである「ジャズ」とは歴史において深い関わりがありますが、現在では、音楽においての「ジャズ」と「ジャズダンス」とは必ずしも関連がある(ジャズ音楽で踊る)等の規制的なものは無いようです。
ジャズダンスの種類、主に、「伝統的なジャズダンス」の他、ストリートダンスの要素を含む「ヒップホップジャズ」、「クラブジャズ」、「ファンキージャズ」など、ベースになる「伝統的なジャズダンス」にミックスされる音楽によって、様々なスタイルが確立されています。
ジャズダンス 人気
ジャズダンスは、多彩なジャンルのダンス(バレエ、社交ダンス、ヨガ、太極拳、タップダンスなど)の要素を取り入れて、自由に気軽に踊れるハードルの低さが人気です。
人気の秘密の一つはなんと言っても、ファッショナブルなこと。
カラフルなレオタードやレッグカバーを身に着けただけで、ダンサーになった気分ですね。
最初は、上手く踊れなくても、体を思いっきり動かして汗をかけば、ストレス発散できるのです!
普段はデスクワークでじっとして居なければいけないOLの方、子育て中の主婦などの女性はもちろん、男性も日頃の仕事で溜まったストレスをジャズダンスを踊ることで解消している人が増えています。
ジャズダンスの人気の秘密の二つ目は、やはりシェイプアップ!
近頃話題の『メタボリックシンドローム』。
ぽっこりお腹が気になるお父さん達には、つらい上に、お付き合いなどで難しい食事制限よりも、ジャズダンスでしっかり運動するのがオススメ。有酸素運動の効果で、持久力・筋力アップも期待できて一石二鳥です。最近のスポーツクラブでのジャズダンスレッスンでは、男性の姿も珍しくなくなっています。
大きな鏡の前でインストラクターの軽快な動きと掛声に合わせて、自分や周りのダンスを見ながら無心になって体を動かす。
時折つらくなって来る呼吸や体の動きも、回数を重ねる事によってマスターできるようになってきます。
いつかは憧れの舞台でジャズダンスを発表できる日を夢見て、レッツ・ダンス!