船舶模型
船舶模型は、船舶模型愛好家が趣味で制作するものから、実際に船舶を作る前の完成品イメージとして顧客にみせるための船舶模型、歴史的な資料として展示するための船舶模型など、いろいろあります。
趣味として作られる船舶模型にも、組み立てるだけで完成するようなプラモデルから、木材を削ってパーツを作るところから始める船舶模型まで、多岐にわたっているのが特徴です。
船舶模型にモーターを搭載して、水の上を走らせることを愉しむ人もいれば、ボトルシップのように鑑賞することを愉しむ人もいて、船舶模型を作る目的も人それぞれといえるでしょう。
船舶模型愛好家の中には、軍艦や歴史的に有名な船を好んで製作する人もいます。
また、たまたま釣りに行った港でみかけた船を作ってみるという人もいるようです。
船舶模型には、非常に制作難易度が高い木製帆船、金属と木製の部品で作る木製船、マニアに人気の金属製船、軍艦などが多いプラモデル、割と手軽に作れるペーパークラフトなどがあります。
どんな船の模型を作るかは好みが分かれますが、本格的なものほど高価になり、かなりの手間や技術が必要です。
ペーパークラフトの船舶模型はインターネットを使えば、無料でダウンロードできる型紙もあるので、厚紙に印刷して制作すると、子供の夏休みの工作などに便利でしょう。
プラモデルの船舶模型も木製や金属製の船舶模型に比べると手間はかからないと思いますが、リアルにみえるように塗装するには熟練が必要だと思います。
小西製作所 船舶模型
小西製作所は、船舶模型メーカーとして、船舶模型製作のキットや完成品を販売しています。
小西製作所が販売している船舶模型は、世界レベルからみると普通よりやや上くらいの水準の製品で、コストパフォーマンスがあまりよくないと船舶模型愛好家には評価されているようです。
また、船舶模型のモデルによって、完成度が著しく違うため、購入の前に自分で細部を確認するか、口コミをよく確認する必要があるでしょう。
小西製作所のHPからでも通信販売で購入できますが、大阪にある直営店や神戸、横浜などにあるショップで、実物をみてから買う方が後悔しないかもしれません。
小西製作所で販売している船舶模型は、製作キットでも五千円から六十万円くらいしますし、完成品になると一万二千円から百万円近くするのです。
価格の安いものであれば、梱包送料も千円で済みますが、価格が高いものなら梱包送料だけで三千円から一万二千円もかかります。
小西製作所の船舶模型は、それほどディテールにはこだわっていないようなので、細部まで実物通りでないと気がすまない船舶模型愛好家は注意が必要です。
自分で塗装をやり直したりすることで修正できるならまだいいのですが、モデルによってはどうしようもない場合もあるので、こだわりのある人は気をつけてください。
船舶模型のモデルによっては完成度の高いものもありますが、採算ギリギリまでリアリティを追求するといったメーカーではないようなので、こだわり派は他の船舶模型製作メーカーを探す方がいいでしょう。
中国 水墨画
中国水墨画は、日本の水墨画のルーツです。
中国水墨画は、日本だけでなく、西洋の著名な画家達にも影響を与えたといわれています。
中国水墨画は、人物画、山水画、花鳥画と題材によって分けられ、細密的描写法の工筆画、画家の主観、ロマン的な写意画という二つの表現方式があるのです。
唐代の後半に成立した水墨画は、鎌倉時代に日本に伝来しました。
中国に留学した禅僧が水墨画を持って帰ってきたり、派手好みの武家が輸入したりして広まっていったようです。
その当時の中国水墨画は、高級な舶来品で一部の特権階級のものでした。
その後、次第に、日本でも水墨画が描かれるようになりましたが、日本の水墨画家は、中国の人気水墨画家のだれそれ風にと注文されて、その人気水墨画家の描き方を真似して描いていたのです。
今でいうところのレプリカやコピー商品のようなものだったのでしょうか?やがて、雪舟の中国留学により、中国の水墨画のレプリカ風以外の作品も描かれるようになって、日本独自の水墨画が確立されていきます。
その後、日本の水墨画は多様化し、様々な画風や愉しみ方がされていますが、それでも、伝統的な中国水墨画には根強い人気があるのです。
カルチャーセンターなどでは、日本の水墨画教室と並んで中国の水墨画教室が人気を集めています。
代表的な中国の水墨画家としては、李成(りせい)、馬遠(ばえん)、牧谿(もっけい)、文徴明(ぶんちょうめい)などがあげられます。