刺繍キット
刺繍を始めたい!・・・でも、ボタン付けしかやったことがない。
いざ、手芸店へ行っても、どんな道具を揃えたらいいのかわからない。
刺繍の種類によって、針もたくさんあって、どれを選べばいいのかしらと悩む。
刺繍用の糸は、同じ赤でもメーカーなどによって微妙な色の違いがあって、どれを選んでいいのか迷ってしまう。
そんな初心者の方にお勧めなのが、刺繍キットです。
作る図案によって必要な針、刺繍糸、図案用紙、布など、全てがセットになっていて、あとは刺繍枠さえあれば、すぐに始められるのが刺繍キットなのです。
刺繍キットはすべて初心者向けとは限らず、中級者向け、上級者向けのものまでありますので、パッケージの説明をよく読んだり、店員の方に相談して決められることをお勧めします。
キットの値段としては、安価な物から高価な物まで様々ですが、それぞれを単品購入するよりは少し割高感があるかもしれません。しかし、単品で購入する場合は、刺繍糸を余らせてしまうこともありますので、多数の作品を作るのでなければ、刺繍キットの方がお得かもしれませんね。
自分で刺繍のための道具を選ぶ煩雑さもなく、図案用紙の通りに刺繍していけば、パッケージのイメージ写真と同じような作品が出来上がるでしょう。
刺繍キットのイメージ写真を見ていると、「素敵!作ってみたい!」と衝動買いしてしまいそうになりますが、刺繍は時間がかかり、根気の要る作業です。初めは小さな作品から練習して、段々と大作を作れるようになると良いですね。
ビーズ刺繍
ウェディングドレスやオートクチュールドレスに使われ、衣装の華やかさをアップさせる「ビーズ刺繍」。
布と糸だけの刺繍と違い、ビーズを刺し込むことで立体的な美しさやビーズ自体のきらめきで、衣装やバッグ、帽子、靴などに豪華な表情を与えることができます。
海外の民族衣装でも多用されており、特に舞踊の衣装には必ずと言って良いほど、ビーズ刺繍が施されています。
▼ビーズ刺繍の歴史
ビーズ刺繍の最も古いものとして、古代エジプト時代に建てられたピラミッドや墓からビーズ刺繍の布が発掘されたと言われています。
ビーズ刺繍は、宗教や特別階級のみの贅沢な美術品として発達し、階級のステイタスシンボルでもありました。
▼ビーズ刺繍用具
・専用刺繍針(タンブールフック)
オートクチュールの服作りの現場で、刺しゅう職人が使う針です。
・ビーズ
プラスチック製、天然石、はたまた宝石まで様々な素材があります。
ビーズの質によって刺繍全体のクオリティが違ってきますので、できるだけ品質の良いものを使用すると仕上がりが豪華になりますね。
・スパンコール
色大きさ共に多様にあり、光の反射もビーズよりも大きく、多用すれば豪華な仕上がりになります。
小さなビーズやスパンコールを一つ一つ針に通して仕上げてゆくビーズ刺繍は時間と根気が必要ですが、作品の仕上がりは本当に豪華で華やかです。時にはアクセサリーよりもインパクトがあるビーズ刺繍を小さいワンポイントからでも始めてみてはいかがでしょうか。
刺繍 ワッペン
手刺繍するほど時間もないし、刺繍ミシンを購入するほどお金もないし・・・という方にオススメなのが、刺繍ワッペンです。
たいていの刺繍ワッペンは、アイロンで付けたい生地に接着できるので、とても手軽に刺繍を楽しめます。
ワッペンに刺繍されているモチーフも、動物、食べ物、ロゴ、文字など様々で、好みに合わせて選べるでしょう。
シンプルなデザインの布製かばんや服などに刺繍ワッペンを付ければ、簡単に印象を変えることができます。
▼刺繍ワッペンの種類
・名前刺繍ワッペン
子供の学用品や体操服、水着、水泳キャップなどにも付けられて、ペンで記入しても目立ちにくい。
・ユニフォーム刺繍ワッペン
シンプルなユニフォームにチームオリジナルロゴ刺繍ワッペンを付ければ、チームワークもバッチリ。
・ライダーの皮ジャンにバイカーワッペン
黒一色で地味なライダーズスーツ、皮ジャン、ジャケットに、刺繍ワッペンを付けて、個性的なワンポイントに。
▼刺繍ワッペンの制作
インターネットで、「刺繍ワッペン」と入力して検索すると、多数の刺繍メーカーが見つかります。
ワッペンのデザインから制作依頼できるメーカーもあり、小ロットでの受注も可能なメーカーもあります。
刺繍糸の色や材質も様々で、糸だけでなくスパンコールやビーズを扱うメーカーもあるようです。
気軽に衣類や小物をイメージチェンジしたり、グレードアップできる刺繍ワッペンを活用して、おしゃれの幅を広げるのも素敵ですね。