フォークブームの復活

｢フォークソング｣(フォークミュージック)は音楽のジャンルの１つで、英語圏では｢民謡｣という意味をもちます。
民族的な音楽の発展と進化を遂げ、日本では｢フォークソング｣と｢フォーク｣とで、指し示すものが少し違いますが、比較的アコースティックギターが中心の音楽で、初期のフォークは1960年代のボブ・ディランやピーター・ポール&マリーの影響が多くありました。
戦前にあった演歌（ここで言う演歌は現代の演歌ではなく、演説歌と呼ばれるものです。）のスタイルがそうした影響を受け、｢フォーク｣と呼ばれるようになりました。
1960年代、グループサウンズの流行に並んで｢フォーク｣も大衆に取り入れられてきましたが、これまでの｢フォーク｣の呼称にも様々なものがありました。
アイドル性などを取り入れた｢歌謡フォーク｣や、｢叙情派フォーク｣｢四畳半フォーク｣などがあり、全盛期だったことをうかがい知ることができます。
1966年にマイク真木の｢バラが咲いた｣が大ヒットし、1967年はクルセダースの｢帰ってきたヨッパライ｣が大ヒットしました。
ロックのように電気楽器を使わず、アコースティックギターを基調とした｢フォーク｣のジャンルは根強く｢フォークブームの復活｣とも言われてます。
2000年代には｢ゆず｣、｢19｣などがブレイクしたことによってロックとフォークの融合体という意味で｢ネオ・フォーク｣なる呼称も生まれました。