ボーリングボールの選び方
ボウリングを楽しむ際、マイボールを持っている場合は必要ありませんがそうでない場合はボウリング場に置いてあるハウスボールの中から一番投げやすいものを見つけゲームを開始すると思います。
その際、何を基準に選ぶかは人によって様々ですし、思い通りのボールが中々見つからない事もよくありますよね。
また、どう言う物が自分に合っているのか分からず適当に選ぶ方もいるかと思います。
そんな方の為に少しですが一般的な目安を紹介したいと思います。
まずは重さ。
個人差があるので一概には言えませんが、女性なら10~12ポンド、男性なら12~14ポンドが一般的とされていますので、これを基準に難なく扱え、軽すぎない物を見つけてください。
そして次は指穴。
中指と薬指を入れる穴をフィンガー、親指を入れる穴をサムと言いますが、このフィンガーとサムの間隔が離れすぎている物は避けてください。
選び方としては、親指を根元まで、中指人差し指を第二関節まで入れ、その状態で手のひらがボールにフィットする、もしくは少しゆとりがある位の物が最適です。
また、指穴のサイズも重要です。
サムはきついと指が抜けず投球し辛くなる事があるので、少し緩めの物を選びましょう。
逆にフィンガーは緩すぎると投げ辛いので、きついと感じない程度にフィットする物を選ぶと良いでしょう。
この他にも材質や穴の位置などで違いは色々とあります。
ハウスボールは毎回理想の物に出会えるとは限りませんが、これらを踏まえ、出来る限り自分に合った物を見つけてみてください。
ボーリングの歴史
今でも多くの人から愛され続けているボーリング。
手軽に老若男女問わず楽しめる事から長きに亘って親しまれていますが、実はその歴史はとても古く、7000年前頃にはエジプトですでに存在していたと言われています。
昔から余ほど人気が有ったのか、イギリスでは13世紀頃にボウリングが武道の妨げになるとされ、禁止された時期が有ったのだそうです。
また、コネチカット州でもその時代に主流だったナインピンが禁止され、それに続くようにニューヨーク州でも禁止になりました。
そして、ナインピン禁止の法律の網を掻い潜るように誕生したのが現在も主流なテンピンボーリングです。
日本では1861年6月22日に長崎県出島にオランダ人がボウリング場を作ったのが始まりとされており、それにより現在も6月22日には「ボウリングの日」と称されたイベントが日本各地のボウリング場で開催されています。
当時まだ日本ではボウリングは珍しく特別なものだった為、今とは違い上流階級の人だけが楽しめるスポーツでした。
そんなボウリングがブームとなったのは1970年頃。
今では1000センター程になったボウリング場ですが、当時は全国で4000センター近くも有った程大人気でした。
そして現在、この頃のブームほどではないものの今も廃る事無く紀元前から存在し今も愛されているスポーツと言えば同時期に上陸したサッカーと、このボーリングくらいではないでしょうか。
ボーリングのマナーとルール
初心者でも気軽に楽しめ、人気を博しているボウリングですがこのスポーツにもその他のスポーツ同様マナーやルールが存在します。
明るく楽しい雰囲気を壊さ無い為にもこれらはきちんと守って貰いたいので、少しですが最低限のボウリングマナーをご紹介します。
まずはアプローチ内でのマナー。
土足で入るなんて事はもちろん論外です。
専用シューズに必ず履き替えてください。
アプローチ内にむやみに入ったり、隣のアプローチに入るのも邪魔になるのでNG。
アプローチ内に入ったらさっと投球し、いつまでも居座らずにすぐに戻ります。
また、飲食物を持ったまま入るのもやめましょう。
そして、つぎは投球時のマナー。
隣と投球が重なった時は右側が優先です。
隣が先に投球しそうになった場合は投げ終わるまで待ってから投球します。
その際、ピンが完全にセットされてから投球してください。
また、投げる時は上に放り投げるような投球法の「ロフトボール」などはレーンを痛めるのでやめましょう。
ボールを振り回す行為も危険ですのでNGです。
その他にも、投球しようとしている人の注意をそらしたり、スコアの良し悪しをレーンのせいにしたり、他人の欠点を馬鹿にしたりフェアプレーの精神からかけ離れるような事はいけません。
と、幾つか紹介しましたが、どれもボウリングマナーと言うほど大それた物では無くそのほとんどが人として当たり前の行為ですので、みんなが気持よく楽しむ為にもこれらを守ってプレーして貰いたいと思います。