日本軍艦
日本軍艦の船舶模型は、日本人だけでなく、外国人にもファンがたくさんいます。
日本軍艦の船舶模型といえば、プラモデルがほとんどですが、木製の船舶模型も人気があり、デアゴスティーニジャパンから「週刊 戦艦大和を作る」という船舶模型のパーツ付きの週刊誌が発売されたこともありました。
木製の戦艦大和の船舶模型を完成させるためには、一冊1190円の週刊誌を全90巻も買い続けなくてはならず、全部パーツを集めるだけで二年近くもかかるのですが、船舶模型制作の初心者でも、つい買ってしまった人は多かったようです。
他にも、日本軍艦の船舶模型の写真を集めた写真集なども発売されています。
本格的に日本軍艦の船舶模型を制作する人は、既製品のキットをただ組み立てるだけでは満足できず、資料を集めたりして、自分で改造する人も多いのです。
完成した日本戦艦の船舶模型をデジカメで撮影し、海に浮かんでいるように画像を加工して、ネットで公開している愛好家もいるので、眺めるだけでもかなり楽しめると思います。
一つの日本軍艦の船舶模型を制作するために、日本軍艦の資料本を何冊も買い揃え、細部をなるべく忠実に再現するために自作パーツを作り、資料に基づいて塗装を行うような制作者もたくさんいるのです。
そのくらいマニアックな日本軍艦の船舶模型制作者になると、どこのメーカーのなんていうキットがいいかを細部まで資料の本と比較して判断しています。
船舶模型 初心者
船舶模型の初心者は、船舶模型キットを衝動買いしないように気をつけてください。
なぜなら、船舶模型の初心者が船舶模型キットを買っても、完成まで辿りつけないことがほとんどだからです。
船舶模型キットの説明を読んでも、船舶模型の初心者は組み立てられないでしょう。
大抵の場合、船舶模型キットの説明書は、初心者に理解できるほど懇切丁寧に書いてないのです。
ですから、船舶模型の初心者が船舶模型制作を始める時には、初心者向けだと明記してある船舶模型キットを購入するといいと思います。
船舶模型愛好家の人が、初心者に薦めている船舶模型キットを購入するのもいいでしょう。
船舶模型制作の参考書、解説サイトなどをみて、勉強するという方法もありますが、難易度の高い船舶模型の制作から始めると、途中で投げ出してしまう可能性が高くなります。
船舶模型制作に詳しい店員さんがいるお店で、船舶模型キットを購入すれば、困った時に相談にのってもらえるのでオススメです。
独学では上手く制作できない時には、船舶模型制作の教室や講習会に参加すると、確実に知識や技術を身につけられます。
特に、木製の船舶模型を制作する場合は、プラモデル以上に組み立てが難しく、完成度を高くしようと思わなくても自分でパーツを加工する必要があるので、半年から一年くらいの制作期間をみた方がいいようです。
船舶模型を制作している間、どこに置いておくのか、船舶模型が完成したらどうするのかも船舶模型キットを購入する前に検討しておきましょう。
船舶模型 材料
船舶模型の材料としては、木、金属、プラスチック、紙などが一般的でしょう。
専門的に船舶模型を制作する人の中には、本物の船舶の材料としても使われる繊維強化プラスチックを使用する人もいます。
また、一言で木材といっても、手に入りやすいバルサ材からブナ、ツゲ、モミ、オーク、ローズウッド、カエデ、高級木材のマホガニーやチーク、クルミなど様々な種類の木材が、その特徴に応じて使われるのです。
当然、材料が高価な帆船模型ほど、完成した時の迫力は増しますが、材料以上に重要なのが制作者の技術力だと思います。
船舶模型愛好家には、本物そっくりの船舶模型を制作して、100万円前後の価格で販売しているセミプロの人もいれば、100均で購入した紙で見事な船舶模型を作る人もいるようです。
船舶模型は必ずしも、実物の船舶そっくりに作らなければならない決まりはありませんが、細かなディテールに凝って、本物に近づけようとするほど、必要な材料が多くなります。
とはいえ、市販の船舶模型キットに自作パーツを加えたり、塗装に凝ったりするだけでも、充分、完成度は増すでしょう。
さらに、本格的に船舶模型を制作したい人は、自分で設計を行ったり、専門の業者にパーツの制作を依頼することもできます。
いずれにしても、船舶模型はお金をかけようと思えばいくらでもかけられる趣味です。
お金、手先の器用さ、制作のための技術、制作にかかる時間などを考えると、船舶模型の制作は誰でもできる趣味ではありません。