キーボード楽器初心者
テレビなどでミュージシャンの人がかっこよくキーボードを弾いているのを見て、「自分も弾いてみたいな」と思う方もいるのではないでしょうか。
確かにプロほどではないにしても、自分の好きな曲をそれなりにでも弾けるようになれたら楽しいですよね。
でも、楽器の経験が全く無い初心者はどうすればよいのでしょうか。いきなり演奏するのは、さすがに難しいです。
楽器の経験が無いということは、楽譜も読めないことと思います。本来は先に楽譜を読めるようにしておくことが一番ですが、それよりもそれなりにでもいいから、曲を演奏したいという人もいるかもしれません。
そういった人は、まず自分に合ったキーボード選びから始めましょう。
キーボードもピンからキリまで色々な種類があります。子供が使うような物からプロ御用達まで多種多様です。
その中でオススメなのが、「光ナビキーボード」といわれる機能です。
これは、次に押すべき鍵盤をそれ自体が光って教えてくれるという優れものです。正直、この機能はかなり楽しいです。
国内メーカーでは、カシオやヤマハが販売しています。ただヤマハはある程度、電子楽器を使用したことのある人向けであるため、初心者は使い易いカシオの方がオススメです。
確かに、見た目はおもちゃのように見えるかもしれません。が、目的は「曲を弾く」ということなのですから、先入観を捨てて、先ずはキーボードに触れることから始めてみましょう。
キーボード設定
キーボードには初心者向けの安価なものでも、音色やテンポなど様々な設定をすることができます。初心者がまずやってみることといえば、鍵盤を押した際に出る音を他の楽器に変更することではないでしょうか。これはボタンひとつで設定変更ができます。
低価格のキーボードでも何十種類もの楽器の音がサンプリングされており、それらの音を出してみるだけでも十分楽しめると思います。
しかし、キーボードを買った以上は、やはり曲を弾きたいものです。キーボード本体には、有名なピアノ曲やアニメソング、POPSなどがあらかじめ登録されており、それを使って練習することができます。
その中から、自分が弾きたい曲を設定しましょう。自分の好きな曲で練習したほうが上達も早いと思います。
まずは、ノーマル設定から始めましょう。曲の速さは原曲通りです。自分にとってスピードが速いなと感じたら、設定で速さを落として練習しましょう。
選択した曲が元々ピアノ曲ならば、そのまま設定楽器もピアノでよいのですが、曲によってはオルガンのほうが合っていたり、場合によってはハープの音色が合っている時もあるかもしれません。
演奏中に楽器の変更キーを押し、その曲に合った楽器を探してみましょう。
上級者になると、音色やテンポなど、複数の要素をかなり複雑に設定するようになります。今現在、どんな状態になっているのかを把握する為にも、本体に液晶画面が付いている機種がよいでしょう。
キーボード練習
キーボードは比較的手軽に演奏できるようになりそうですが、実際はそんなに簡単ではありません。
形こそ違いますが、ピアノと同じような技術は必要となります。
まず楽譜は読めた方がよいでしょう。絶対に有利です。何の楽器でもそうですが、音楽をやる際にはやはり最低限の楽譜の知識は身に付けておくことが大事です。
その後はCD付きの教本などがありますので、そういったものを活用して練習していきましょう。
独学でも何とかなるかもしれませんが、やはり確実に上達していくには音楽教室に通ったほうがいいでしょう。自分一人で練習すると上達のスピードが遅く、途中でめげてしまう可能性が高くなってしまいます。
練習で大切なのは、とにかく毎日少しの時間でも続けることです。少し間を空けると、途端に指が動かなくなってしまい、また同じ場所を繰り返すこととなり、なかなか先に進むことが出来なくなります。
そうすると練習していても楽しくありません。この楽しく練習するという部分は大事です。そういった意味でも前述した楽譜の知識があるかどうかが大切になってくるのです。
簡単な曲の楽譜でも、やはりそれなりに音符や記号は載っています。知識がないと、まずそこの理解から始めなければなりません。
なかなか演奏までたどりつかないことだって考えられます。
スタートでのつまずきを防ぐ意味でも、繰り返しになりますが、楽譜の最低限の知識は身に付けておきましょう。