パーカッション演奏家
パーカッションといえば、バンドの中で大きな太鼓のようなものを叩いている人を想像する人が多いのではないでしょうか。
あの方達は、もちろんプロの人達です。パーカッションを演奏する人のことをパーカッショニストといいます。通常はドラムを叩くドラマーとは区別して考えるようです。
パーカッショニストは、バンドの中でもヴォーカル、ギターなどのパートに比べると地味な印象が強いかもしれません。そのせいか、演奏者の知名度はあまり高くないような気がします。
もちろんそれは私達が知らないだけであって、国内でも素晴らしいパーカッショニストの方は数多くいらっしゃいます。
有名なところでは、沖縄出身の歌手で「涙そうそう」のヒットで知られる夏川りみさんと結婚された玉木正昭さんです。
玉木さんは、TUBEや林田健司さんのツアーメンバーをされたこともありますし、夏川さんのツアーメンバーもされていました。
あと有名な方といえば、なんといってもサザンオールスターズの野沢秀行さんではないでしょうか。「毛ガニ」の愛称で親しまれ、名前はわからなくても、顔を見れば思い出すという人も多いのではないかと思います。
バンドの中では比較的目立たないポジションといえるパーカッショニストですが、音楽(特にバンド)をやるうえではかかせない役割です。その良さを理解することが、その音楽をより深く理解することに繋がっていくかもしれません。
電子パーカッション
パーカッションといえば、コンガに代表される民族楽器のようなものを思い浮かべる人も多いと思います。上手な人が叩くと、きれいな音色を奏でることができます。
しかし、コンガのような楽器を使いこなせるようになるには、やはり練習が必要です。叩き方一つで音が変わってしまうので、他の楽器以上に扱いが難しいかもしれません。
シンバルにしても、ただ両手に持ったものを叩き合わせればいいというものでもなく、美しい音を出す為にはやはりコツがあります。
そういった時に手助けとなるのが、電子パーカッションです。これは文字通り電子的に音を出すパーカッションです。本物のドラム音をサンプリングしてある為、誰でもすぐに音を出すことが出来ます。
機種によっては、ドラム以外にもコンガ、シンバルなど100種類以上の楽器がサンプリングされていて、その音を聞いてみるだけでも十分楽しめるのではないでしょうか。
電子パーカッションには(機種によってですが)、他にも便利な機能が付いています。リズム感を養う為のトレーニング機能やヘッドフォン着用で、夜間の練習も可能だったりします。
それでも、どうしても本物の生の音に比べると、機械的に聞こえてしまう部分もあります。
先ず最初は、この電子パーカッションでリズム感を養ったり、演奏の楽しさを覚え、その後パーカッションを極めていきたい人は、本物にレベルアップしていくのがよいのではないでしょうか。
パーカッション教室
テレビやコンサートなどで、華麗にパーカッションを奏でる人を見て、自分もやってみたいと思う人がいるかもしれません。
たしかにあれだけ叩ければかっこいいし、自分も楽しいんだろうと思います。パーカッションは他の楽器と比べると地味な感がありますが、バンドの中ではなくてはならないポジションです。
パーカッションは、その見た目と違ってなかなか演奏が難しい楽器です。初心者ではまともな音を出すことも大変でしょう。
では、どうやって練習するかです。
いきなりコンガを買ってきて、自宅で練習するという方法もないわけではないですが、スペース、騒音の問題もあり、難しいと思います。
そもそも道具が揃っても、どうやって練習したらいいのかが分からないはずです。
そういう時は、パーカッション教室に通ってみたらどうでしょうか。自宅から通える場所にあることが条件になってしまいますが、独学で学ぶより上達は早いです。
パーカッション教室は、音楽教室の講座のひとつに組み込まれていたり、パーカッション教室専門にやっている所もあります。
世の中のほとんどの人は、コンガなど触ったこともないと思います。そのせいか、講座のほとんどが初心者向けになっているようです。
何人かのグループになって受ける形が多いようですが、個人レッスンをしてくれる所もあるようですので、事前に問い合わせしてみましょう。
とはいえ、パーカッションという楽器の性質上、大勢でワイワイと楽しく習うのが良いと思います。