スキューバダイビングが向かない人
スキューバダイビングは、水が怖い人には向いていません。
でも、どうしてもスキューバダイビングがしたいという気持ちがあれば、できないこともないのです。
実際に、スキューバダイビングがきっかけで、水への恐怖心がなくなったり、泳げるようになったという人もいます。
ただ、あなたの水への恐怖心がどの程度かにもよりますので、まずはダイビング教室の無料体験などから始めてみるといいかもしれません。
身体的な面では、ウォーキングやジョギングなどが出来る健康な体の持ち主ならば、まず大丈夫です。
でも、歩くだけで息があがったりするようなら、医師に相談した方がいいでしょう。
循環器系、呼吸器系、耳鼻科系、神経系に病気を持っている方は、スキューバダイビングには向きません。
妊娠中にもスキューバダイビングはできないので、妊娠の可能性がある場合は避けてください。
バセドウ病や喘息、心臓病、肺気腫、慢性気管支炎などの場合も、医師に相談する必要があります。
ただ、スキューバダイビングに関して詳しい知識を持った医師は、あまりいません。
ですから、医師に相談したい場合には、ダイビングの指導団体などに問い合わせをして、ダイビングに関して詳しい知識を持った医師を紹介してもらうのが確実だと思います。
また、スキューバダイビングは、一歩間違えば命に関わりますから、いくら健康でも、ルールやマナー、インストラクターの指示を守れない方は、スキューバダイビングに向いていないでしょう。
スキューバダイバーに必要な金額
スキューバダイビングをするためには、まずライセンスを取ることが推奨されています。
このライセンスは、民間団体が発行しているものなので、公的な免許ではありませんが、このライセンスを取得するためにももちろん、お金が掛かります。
学科講習、ダイビング専用のプールでの練習、実際の海での実習、テキスト代、保険料などが必要です。
この料金は、ダイビングスクールによって様々です。
実際の海での実習を受けなくてはいけないので、住んでいる所が海から遠い場合は、交通費や宿泊代も掛かるでしょう。
大体の相場として、5万円くらいは掛かると思っていた方が良いですね。
ダイビングに必要な器材は全て無料貸し出しとか、ショップやスクールによってサービスは色々ありますから、何が料金に含まれていて何が含まれていないのか、ライセンスを取れるところをいくつか比較して検討するといいかもしれません。
ライセンスを取った後は、あちこちの海を潜ってダイビングを楽しんでいくわけですが、その時に必要な器材などもあります。
それら全てを自分用として購入すると、かなりの高額になってしまいます。
まずは、ダイビングに慣れる事から始めた方がいいですよね。
ある程度慣れてからじゃないと、どんな器材が自分に合っているかもわかりません。
最初のうちは、ダイビング器材をレンタルして、ダイビング経験を積んでいきながら、より必要だと思うものから順番に揃えていけばいいでしょう。
スキューバダイビングに必要なもの
スキューバダイビングって何をするんだろうと疑問に思う人は少ないですよね。
皆さんご存知の通り、スキューバダイビングは、魚のように海の中を呼吸をしながら潜水することを言います。
海の中を呼吸をしながら進むのですから、もちろん、酸素ボンベが必要になりますよね。
では、その他に、何が必要なのでしょうか。
まず、酸素ボンベと口をつなぐためのレギュレーターというものがあります。
レギュレーターは、自分用ともう一つ、レスキュー用に付けるようになっています。
スキューバダイビングでは、一緒に潜る人の酸素ボンベに何らかの原因で異常が起き、呼吸が出来なくなってしまうこともあるのです。
その時は、自分の酸素ボンベから空気を分けてレスキューしなくてはいけません。
他に必要なものとしては、コンパスやウエイト、ウエイトを入れるウエイトベルトなどがあります。
ウエイトは、深く潜るためには必要不可欠なものです。
それから、忘れてはならないのがウエットスーツですね。
海の水は冷たいですから、体を保温するためにもウエットスーツは絶対に必要になります。
それに、水中での視界を良くするための水中マスク、少しの力でたくさん進むことが出来る足ひれ、水面での呼吸用にスノーケルなどもいりますね。
足を守るブーツもありますし、救命胴衣のBCも必要だと思います。
このように、スキューバダイビングをするためには、様々な道具が必要になります。
ただ、とても頻繁に潜る人は全て揃えた方がいいでしょうが、年に数回潜る程度なら、レンタルを活用すると良いですね。